自分をみつめる禅問答

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044089023
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自分をみつめる禅問答

  • 著者 南 直哉
  • カバーデザイン 芦澤 泰偉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044089023

気鋭の禅僧が「禅問答」で回答! 哲学的な問いから人間の真理に迫る。

「私とはなにか」「生きることに意味はあるのか」「苦しみはどこから生まれてくるのか」――。生について、誰もがいちどはぶつかる根源的な問いに、禅問答スタイルで回答。さらに、仏教の本質に迫る禅の教えから、坐禅の方法までを、ひとつずつていねいに解きあかしてゆく。自分を見つめる手段として、生への問いを投げかけつづけた気鋭の禅僧が、不安定で生きづらい時代に生きる、すべての人たちにおくる、最良の仏教入門。 「私とはなにか」「生きることに意味はあるのか」「苦しみはどこから生まれてくるのか」――。生について、誰もがいちどはぶつかる根源的な問いに、禅問答スタイルで回答。さらに、仏教の本質に迫る禅の教えから、坐禅の方法までを、ひとつずつていねいに解きあかしてゆく。自分を見つめる手段として、生への問いを投げかけつづけた気鋭の禅僧が、不安定で生きづらい時代に生きる、すべての人たちにおくる、最良の仏教入門。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

 はじめに

序章 宗教は必要か?

第一章 自己への問い──「私」の根拠はどこにあるのか?

第二章 「苦」が生み出される仕組み──ブッダ、道元の考察

第三章 「縁起」している「私」──他者と関わることが、生きること

第四章 自己を再建する──自己の土台を築くための坐禅

第五章 自己再建を支えてくれる「因果の教え」

第六章 教えとしての「自己への問い」──仏教は自己を問う者に示す道を持つ

文庫版あとがき

「自分をみつめる禅問答」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • タイトルから想像するよりもインパクトの大きい内容でした。仏教が提示するのは「自己とは何か」という根源的で答えようのない問いがあることと、その「問い」に対峙するための手段があることであって、その「問い」 タイトルから想像するよりもインパクトの大きい内容でした。仏教が提示するのは「自己とは何か」という根源的で答えようのない問いがあることと、その「問い」に対峙するための手段があることであって、その「問い」を一挙に解決する「答え」ではない――自己という存在を意識すればするほど自己ではない何か=「非己」が現れてくる、という感覚を共有できる人は少なからずいると思います。そうした感覚とうまく折り合いがつけばいいのですが、そうでない人にとって、本書は一読する価値があるかもしれません。(続く) …続きを読む
    安国寺@灯れ松明の火
    2012年12月21日
    7人がナイス!しています
  • 一部要旨▼仏教は宗教であるので「信じる」ことなしには始まらない。但し、信じるとは現世利益を当て込んで取引することでも「教祖」と称する人物に服従することでもない。釈迦の考えた仏教のロジックを基礎として行 一部要旨▼仏教は宗教であるので「信じる」ことなしには始まらない。但し、信じるとは現世利益を当て込んで取引することでも「教祖」と称する人物に服従することでもない。釈迦の考えた仏教のロジックを基礎として行動することにより自らの「苦」を消滅させることができると「信じる」ことだ▼現代の科学的世界観(物理法則等)は、実証された「正しい」ものであるとされているが、これとて究極的にはそれが正しいと「信じる」人が多数いるという事にすぎない▼科学的世界観を信じるのと同様の意味合いで仏教を「信じて」修行するのが仏教者である。 …続きを読む
    アルカリオン
    2019年01月03日
    4人がナイス!しています
  • 恐山の副山主・南直哉師による対話形式の仏教入門書と言えば聞こえがいいですが、プッダや道元禅師を超えて、縁起を基軸に非己があるからこそ自己があるとする仏教理解に沿って世間を再構築する試みには難解さがつき 恐山の副山主・南直哉師による対話形式の仏教入門書と言えば聞こえがいいですが、プッダや道元禅師を超えて、縁起を基軸に非己があるからこそ自己があるとする仏教理解に沿って世間を再構築する試みには難解さがつきまといます。 ここまでの理解にたどりつけるか、私自身に問われている気がします。 …続きを読む
    三上 直樹
    2017年12月11日
    4人がナイス!しています

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