漢字が日本語をほろぼす 角川SSC新書

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年05月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
276
ISBN:
9784047315495

漢字が日本語をほろぼす 角川SSC新書

  • 著者 田中 克彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年05月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
276
ISBN:
9784047315495

いまこそ漢字地獄からの脱出だ!

日本人の漢字好きは今に始まったことではないが、それが日本語人口を減らす原因だ。人口が減る中、もっと外国人に日本語を話してもらわなければ、日本語に将来はない。日本語の生き残りのために、漢字を捨てよう! 日本人の漢字好きは今に始まったことではないが、それが日本語人口を減らす原因だ。人口が減る中、もっと外国人に日本語を話してもらわなければ、日本語に将来はない。日本語の生き残りのために、漢字を捨てよう!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「漢字が日本語をほろぼす 角川SSC新書」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 私自身が、漢字がすばらしいと思っていたから、この本の主張は、かなりぶっとんで聞こえる。しかしよく読み込んでみると、なるほどと思えることが多い。「漢字が滅びないと中国が滅びる」と魯迅が言ったことは昔から 私自身が、漢字がすばらしいと思っていたから、この本の主張は、かなりぶっとんで聞こえる。しかしよく読み込んでみると、なるほどと思えることが多い。「漢字が滅びないと中国が滅びる」と魯迅が言ったことは昔から知っていたけど、改めてかなり実感に近いと思える再認識をさせてくれた。現代の文章は、漢字が思っている以上に少なくなっていると思うので、日本語が著者の主張する姿に近づくのも、そんなに遠いことではないように思うがどうだろう。 …続きを読む
    へくとぱすかる
    2019年03月18日
    54人がナイス!しています
  • 志賀直哉の復刻版かと思ったら田中克彦だった。昔から漢字廃止論があるのは知っていたし、私が今住む地では事実上廃止されている。しかし日本語と韓国語では音韻・文字体系が異なるので、日本語では現実的でないと思 志賀直哉の復刻版かと思ったら田中克彦だった。昔から漢字廃止論があるのは知っていたし、私が今住む地では事実上廃止されている。しかし日本語と韓国語では音韻・文字体系が異なるので、日本語では現実的でないと思っていた。日本語の表記法が優れたものとは思わないし、筆者の言わんとすることも分かる。それでも、唯でさえ弁当箱と一部で揶揄される京極夏彦本が正立方体になり、片手で持てなくなるという一点において私は反対だ!(笑)途中苛ついたが読後感は悪くない。どうやらツラン文化圏のロマンにやられたようだ。トルコ語でも勉強するか! …続きを読む
    ntahima
    2012年09月12日
    31人がナイス!しています
  • 漢字習得は漢字を含む母語を使う人以外にとって投下コストになかなか見合わない困難だし、書き言葉を媒介しなければ伝わらない情報もある。徹底的に言葉を「ツール」として考えればこういう考え方はひとつの見識。し 漢字習得は漢字を含む母語を使う人以外にとって投下コストになかなか見合わない困難だし、書き言葉を媒介しなければ伝わらない情報もある。徹底的に言葉を「ツール」として考えればこういう考え方はひとつの見識。しかもそれは単なる思いつきではなく深く広い教養の上に立った確固たる意思で書かれているわけで、僕がふと思いつくような反論なんて内包しているのだと思う。思うのだけれど言葉は気持ちによりそう非機能性の極みとしても存在するわけで読了して強く思うのは「そんなの絶対イヤだ」。この本、実験として漢字なしで書けばいいのになあ。 …続きを読む
    西澤 隆
    2019年03月19日
    7人がナイス!しています

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