豆腐小僧双六道中おやすみ 本朝妖怪盛衰録

豆腐小僧双六道中おやすみ 本朝妖怪盛衰録

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年03月31日
判型:
その他
ページ数:
656
ISBN:
9784048741910

豆腐小僧双六道中おやすみ 本朝妖怪盛衰録

  • 著者 京極 夏彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年03月31日
判型:
その他
ページ数:
656
ISBN:
9784048741910

立派な妖怪になるために――。豆腐小僧、武者修行の珍道中!

人を怖がらせられる立派な妖怪になりたい豆腐小僧は、滑稽達磨とともに武者修行の旅に出た。芝右衛門狸らによる〈妖怪総狸化計画〉。信玄の隠し金を狙う悪党(人間)たち。ゴタゴタに巻き込まれた小僧は……。 人を怖がらせられる立派な妖怪になりたい豆腐小僧は、滑稽達磨とともに武者修行の旅に出た。芝右衛門狸らによる〈妖怪総狸化計画〉。信玄の隠し金を狙う悪党(人間)たち。ゴタゴタに巻き込まれた小僧は……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「豆腐小僧双六道中おやすみ 本朝妖怪盛衰録」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 単行本で再読です。豆腐小僧の道中は殆ど進みませんが 因縁のように馴染みの妖怪や人間たちが引き寄せられるのが面白かったです。一見物騒に見えても平和なのが豆腐小僧ならではですね。途中、姿を消したとき、自分 単行本で再読です。豆腐小僧の道中は殆ど進みませんが 因縁のように馴染みの妖怪や人間たちが引き寄せられるのが面白かったです。一見物騒に見えても平和なのが豆腐小僧ならではですね。途中、姿を消したとき、自分は何かをきっかけに変わるかどうかという問いを突きつけているように感じました。河童豆腐小僧になったのには笑えますが、これも自分の容姿が変わることでどのような印象になるかという大きな意味が隠されているような気がします。豆腐小僧は冒険を通じて哲学していると思われるのです。 …続きを読む
    優希
    2017年07月22日
    83人がナイス!しています
  • 今作も間抜けでお馬鹿な豆腐小僧の珍道中です。やっと双六の"ふりだし"に立ったと思ったら終了していた前作。今作では甲府までたどり着きましたよ。このシリーズの醍醐味は、豆腐小僧の愛嬌ぶりです。笠被って、豆腐 今作も間抜けでお馬鹿な豆腐小僧の珍道中です。やっと双六の"ふりだし"に立ったと思ったら終了していた前作。今作では甲府までたどり着きましたよ。このシリーズの醍醐味は、豆腐小僧の愛嬌ぶりです。笠被って、豆腐の乗った盆を持ってちょこまかする子供。妖怪なのに人を怖がらせることはありません。ただ豆腐を差し出すだけです。その小僧、今作ではあまり活躍しません。消えちゃったリします。双六の"一回おやすみ"です。その間に人間の方のドタバタ劇を楽しめる寸法。「妖怪とはなんぞや」というテーマも深堀りされて、面白かったです。 …続きを読む
    ぶち
    2024年05月26日
    75人がナイス!しています
  • 妖怪達のあれこれの議論がなければ、もっと短くまとめられた話。この議論が主眼なんだが。妖怪の自分探し?猪狩虎五郎の顔の表現で、作者、完全に遊んでいる。妖怪が憑いていない人間って、この世界にはいないのか? 妖怪達のあれこれの議論がなければ、もっと短くまとめられた話。この議論が主眼なんだが。妖怪の自分探し?猪狩虎五郎の顔の表現で、作者、完全に遊んでいる。妖怪が憑いていない人間って、この世界にはいないのか?一応コメディだよね。 …続きを読む
    紅はこべ
    2018年03月31日
    75人がナイス!しています

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著者紹介

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。

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