地の果ての獄 上 山田風太郎ベストコレクション

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041356685
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地の果ての獄 上 山田風太郎ベストコレクション

  • 著者 山田 風太郎
  • デザイン 片岡 忠彦
  • イラスト 田島 昭宇
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041356685

明治期の北海道の監獄を舞台に繰り広げられる奇怪な事件!

明治19年、薩摩出身の有馬四郎助が看守として赴任した北海道・樺戸集治監は、12年以上の受刑者ばかりを集めた、まさに地の果ての獄だった。監獄で次々と起こる奇怪な事件に巻き込まれた四郎助が目にしたものとは 明治19年、薩摩出身の有馬四郎助が看守として赴任した北海道・樺戸集治監は、12年以上の受刑者ばかりを集めた、まさに地の果ての獄だった。監獄で次々と起こる奇怪な事件に巻き込まれた四郎助が目にしたものとは

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「地の果ての獄 上 山田風太郎ベストコレクション」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 山田風太郎の明治ものの一つ。読んでしまうのが惜しくて積んでおいたのだがついに手にした。いままで読んだどの作品も正真正銘の傑作であったが本作も例に漏れない。もっとも、舞台は東京ではなく「地の果て」北海道 山田風太郎の明治ものの一つ。読んでしまうのが惜しくて積んでおいたのだがついに手にした。いままで読んだどの作品も正真正銘の傑作であったが本作も例に漏れない。もっとも、舞台は東京ではなく「地の果て」北海道、登場人物も囚人や看守に教誨師と、かなり特異な舞台設定であって多少戸惑いつつ読み始めたもののそこはやっぱり山田風太郎、実に魅力的なキャラクターが次々と登場し、物語もエロスと悲哀と数奇な運命を存分に描いていて飽きさせることがない。登場人物たちの下巻での運命やいかに。 …続きを読む
    Sam
    2023年01月23日
    52人がナイス!しています
  • 有馬四郎助、北海道で看守に着任。四郎助が主人公なのだが、彼の存在が霞んでしまうほど個性的な登場人物が次から次へと。容赦なく囚人を撃ち殺す騎西看守長とかすっとぼけた感じの独休庵医師とか好き。囚人たちの身 有馬四郎助、北海道で看守に着任。四郎助が主人公なのだが、彼の存在が霞んでしまうほど個性的な登場人物が次から次へと。容赦なく囚人を撃ち殺す騎西看守長とかすっとぼけた感じの独休庵医師とか好き。囚人たちの身の上話がメインで、四郎助はキリスト教教誨師から渡された聖書もおざなり(一応囚人に読んで聞かせてはいる)な扱いだが、下巻で彼はきっと活躍してくれるのだろう。それにしてもキリストを妖術師と見立てた囚人の発想が面白い。言われてみればそうも思えてくる。風太郎先生お得意のエロス(強姦→和姦)もなかなか興奮。 …続きを読む
    hutaro
    2019年07月22日
    10人がナイス!しています
  • 山田風太郎は忍法帖だけではない。明治ものも、得意とするジャンルである。『地の果ての獄』は、そんな明治もののひとつ。しかし、北海道の集治監を舞台にしているというので驚いた。着任した看守・有馬四郎助を主人 山田風太郎は忍法帖だけではない。明治ものも、得意とするジャンルである。『地の果ての獄』は、そんな明治もののひとつ。しかし、北海道の集治監を舞台にしているというので驚いた。着任した看守・有馬四郎助を主人公に、様々な囚人のエピソードが語られる本書だが、読み進めていくと、『警視庁草紙』『幻燈辻馬車』の続編的な流れを汲む物語であることがわかってくる。書いてきたものを繋ぎ合わせる、その壮大な構想力に、圧倒される。 …続きを読む
    ぐうぐう
    2012年08月06日
    8人がナイス!しています

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