お初の繭

第17回 日本ホラー小説大賞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年10月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784048741415

第17回 日本ホラー小説大賞

お初の繭

  • 著 一路 晃司
  • 装丁 片岡 忠彦
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2010年10月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784048741415

選考委員を唸らせた新しい恐怖、ホラー大賞〈大賞〉受賞作登場!

製糸工場に奉公に出た少女の恐怖と悲劇。屈辱的な身体検査、少女たちの園、むせかえる繭煮のにおい、そして蠢く蚕たち……残酷にして妖艶、健気にして淫靡、禁断の青春群像劇。ホラー大賞受賞作登場!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

メディアミックス情報

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「お初の繭」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 再読本。以前養蚕施設に行った事があって、繭の中身をガン見してしまいました。正直に言います…かなりえづきました…本当にごめんなさい。更に言うと『お初の繭』は、あの中身がもしサナギじゃなかったら…という、 再読本。以前養蚕施設に行った事があって、繭の中身をガン見してしまいました。正直に言います…かなりえづきました…本当にごめんなさい。更に言うと『お初の繭』は、あの中身がもしサナギじゃなかったら…という、大変気味の悪い和風版ゴシックホラーです。私の人格を疑われそうで、友人知人にはとてもオススメできません。この本の事は、秘密にしておきます。けどほとぼりが冷めた頃、怖いもの見たさで、またこっそり読みたくなりそうよな。★★★★★ …続きを読む
    いろは
    2020年07月22日
    32人がナイス!しています
  • 貧しい村の少女が製糸工場へ働きに出て、つらい環境の中でもくじけずがんばる話だと勝手に思っていたら全然違った。しかもめっちゃホラーでした。途中からもしかして…って思っていたのが大当たりで、一気にオエーっ 貧しい村の少女が製糸工場へ働きに出て、つらい環境の中でもくじけずがんばる話だと勝手に思っていたら全然違った。しかもめっちゃホラーでした。途中からもしかして…って思っていたのが大当たりで、一気にオエーっとなる感じ。 …続きを読む
    2015年04月11日
    26人がナイス!しています
  • さすがはホラー小説大賞の受賞作なだけはある。生臭いにおいが濃厚に漂う作品だった。清純な生娘と養蚕。おぼこ繭という特級品は山繭蛾からとれる。お初をはじめとする貧しい村の娘たちは、その繭の世話をするためこ さすがはホラー小説大賞の受賞作なだけはある。生臭いにおいが濃厚に漂う作品だった。清純な生娘と養蚕。おぼこ繭という特級品は山繭蛾からとれる。お初をはじめとする貧しい村の娘たちは、その繭の世話をするためこぞって製糸工場へ奉公に出るが・・・。読み始めてすぐにどんな内容かわかってしまった。だがそれでもページをめくる手が止まらない、本を置かせない引き込ませる文章力がある。大窯から立ちのぼる湯気。蛹臭。体に巻きついた虹色に光る生糸。中から出てきたのは・・・。ああ、今夜の夢見は悪そうだ。 …続きを読む
    キキハル
    2011年04月03日
    26人がナイス!しています

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読者モニターレビュー

ホラーと言うには異色。しかしホラー以外の何物でもない。そんな恐ろしさが体験できる物語。否、恐ろしさよりもおぞましさと言った方がしっくりくるかもしれません。最後の一文を読み終え、本を閉じ…。そこで目に入った「お初の繭」という題名に「ああ!なるほど!」と思わず感嘆の声を上げてしまいました。(りこさん)

全体的な世界観がとてもよかったです。読み初めは童話のような雰囲気で始まりますが、読み終えた後の余韻は間違いなくホラーです。主人公のお初が直面する辛い現実は痛々しく、お初の倍以上の年齢の私は、お初の感じない恐怖まで感じなければならず、どんどん読み進めてしまいます。(びびぃさん)

「身の毛もよだつ」という言葉がぴったりの作品であった。最初は、貧しい家に生まれた「お初」が身売り同然で奉公に出され、その先で様々な困難に出会うといった、「ああ野麦峠」を思わせる内容だったが、中盤からは異質な出来事が徐々に明らかになり、ラストは恐怖と哀れさにやられてしまった。(真智子さん)

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