第17回 日本ホラー小説大賞

角川ホラー文庫

お初の繭

読む者をむせび泣かす、とてつもなく怖いお伽噺。日本ホラー小説大賞受賞作

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041004890
試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

第17回 日本ホラー小説大賞

角川ホラー文庫

お初の繭

読む者をむせび泣かす、とてつもなく怖いお伽噺。日本ホラー小説大賞受賞作

  • 著者 一路 晃司
  • カバーイラスト 刻夜 セイゴ
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2012年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041004890

読む者をむせび泣かす、とてつもなく怖いお伽噺。日本ホラー小説大賞受賞作

12歳で製糸工場に働きに出ることになった少女・お初。年頃の少女たちの集団生活は、予想に反し快適であったが、次第にのがれられない惨劇へと変貌する……第17回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。

トピックス

メディアミックス情報

NEWS

「お初の繭」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ホラー大賞受賞作ってことで読んでみた。ストーリー的には新しさを感じなかったけど、日本昔し話のような語り口が独特な世界観を醸し出しているのがいい。普段だったら顔をしかめるような固有名詞も、思わず本を閉じ ホラー大賞受賞作ってことで読んでみた。ストーリー的には新しさを感じなかったけど、日本昔し話のような語り口が独特な世界観を醸し出しているのがいい。普段だったら顔をしかめるような固有名詞も、思わず本を閉じたくなるようなグロテスクなシーンもお伽話効果で読めてしまう不思議。 しかしなんといっても怖いのは生活苦の為に子供を売る親だ。親は子供を金に替える。子供はそれを親孝行だと思って健気に働く。女郎から女工に変わっただけ。そんな時代には二度と戻って欲しくないですね。 …続きを読む
    まるる
    2013年05月02日
    51人がナイス!しています
  • 第17回ホラー小説大賞。戦前の山奥の村における女工哀史だけど、異聞奇譚という雰囲気で奇妙な怖さが漂う物語。製糸工場で行われる作業は何とも淫靡でおどろおどろしいはずなのに、文体のせいなのかこれが強烈には 第17回ホラー小説大賞。戦前の山奥の村における女工哀史だけど、異聞奇譚という雰囲気で奇妙な怖さが漂う物語。製糸工場で行われる作業は何とも淫靡でおどろおどろしいはずなのに、文体のせいなのかこれが強烈には伝わってこないのが不思議。また、もっといろいろな出来事やどんでん返しが起こると思いきや、そういったものもなく、淡々と進んで終わってしまった感あり。初めの方で結末が想像できるし、その最終の展開に行くまでが長くちょっとだれてしまった。ただ、主人公の少女たちの健気さや襲い来る悲劇についての切なさは伝わってきました。 …続きを読む
    スカラベ
    2013年12月08日
    28人がナイス!しています
  • 第17回日本ホラー小説大賞受賞作。『あゝ野麦峠』を彷彿とさせる時代設定。故郷の家族のため製糸工場で働く少女達。中盤までは過酷な労働環境の中でけなげに頑張る少女達の青春…というか要するに野麦峠の劣化コピ 第17回日本ホラー小説大賞受賞作。『あゝ野麦峠』を彷彿とさせる時代設定。故郷の家族のため製糸工場で働く少女達。中盤までは過酷な労働環境の中でけなげに頑張る少女達の青春…というか要するに野麦峠の劣化コピーのような描写がだらだら続く。ホラー大賞らしい展開に移行するのが遅いし、いざ移ってみるとまあ、何というか何じゃそりゃな、こんなもんに大賞与えるなよと言いたくなる1冊。エロ描写もグロ描写もあるにはあるが著者の熱い思いが伝わってこず薄っぺらい。何より登場人物の名前が寒い下ネタダジャレで溜息も出ないぐらいうんざり。 …続きを読む
    あもー令和
    2013年04月29日
    26人がナイス!しています

powered by 読書メーター

読者モニターレビュー

ホラーと言うには異色。しかしホラー以外の何物でもない。そんな恐ろしさが体験できる物語。否、恐ろしさよりもおぞましさと言った方がしっくりくるかもしれません。最後の一文を読み終え、本を閉じ…。そこで目に入った「お初の繭」という題名に「ああ!なるほど!」と思わず感嘆の声を上げてしまいました。(りこさん)

全体的な世界観がとてもよかったです。読み初めは童話のような雰囲気で始まりますが、読み終えた後の余韻は間違いなくホラーです。主人公のお初が直面する辛い現実は痛々しく、お初の倍以上の年齢の私は、お初の感じない恐怖まで感じなければならず、どんどん読み進めてしまいます。(びびぃさん)

「身の毛もよだつ」という言葉がぴったりの作品であった。最初は、貧しい家に生まれた「お初」が身売り同然で奉公に出され、その先で様々な困難に出会うといった、「ああ野麦峠」を思わせる内容だったが、中盤からは異質な出来事が徐々に明らかになり、ラストは恐怖と哀れさにやられてしまった。(真智子さん)

最近チェックした商品