にっぽん製

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041212158

にっぽん製

  • 著者 三島 由紀夫
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2010年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041212158

三島由紀夫没後40年を記念し、初文庫化!

ファッションデザイナーとしての成功を夢見る春原美子は、洋行の帰途、柔道選手の栗原正から熱烈なアプローチを受ける。が、美子にはパトロンがいた。古い日本と新しい日本のせめぎあいを描く初文庫化。

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「にっぽん製」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 角川文庫のライト三島シリーズの1冊。今ではレトロな趣きさえするモダン小説。今しもパリから帰ってきたばかりの美子と正が主人公。物語を推進していくのは新進のデザイナー美子。その後から朴訥に付いていくのが柔 角川文庫のライト三島シリーズの1冊。今ではレトロな趣きさえするモダン小説。今しもパリから帰ってきたばかりの美子と正が主人公。物語を推進していくのは新進のデザイナー美子。その後から朴訥に付いていくのが柔道家の正だ。『禁色』と時を同じくして書かれたらしいが、正は悠一のようなスマートで都会的な青年ではない。一人住まいの部屋で亡くしたばかりの母親の遺影に話しかけるマザコン男だ。身体は大きく立派なのだが。なにしろ彼は柔道会のエース。三島の庶幾する「にっぽん製」は、「気は優しくて力持ち」の単純明快な男性像なのだ。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2014年11月26日
    187人がナイス!しています
  • 三島由紀夫のエンタメ小説。パリから帰国した柔道家の栗原正とファッションデザイナーの春原美子。正は美子に一目惚れするが、美子には金杉というパトロンがいてーー軽快な恋愛小説。とても楽しく読みました。どこか 三島由紀夫のエンタメ小説。パリから帰国した柔道家の栗原正とファッションデザイナーの春原美子。正は美子に一目惚れするが、美子には金杉というパトロンがいてーー軽快な恋愛小説。とても楽しく読みました。どこか憎めない次郎や美子のお得意様である笠田夫人など、脇役も魅力的なキャラが沢山。書かれた当時の風俗なんかも垣間見えて何だか懐かしい気分になります。「金閣寺」のような重厚な文学作品も好きですが、本書のようなライトな作品も好きです。ラストは一応、ハッピーエンド。それにしても、三島は複雑な女性心理を描くのが上手い。 …続きを読む
    蓮子
    2017年04月24日
    104人がナイス!しています
  • 面白かったです。何とも言えずお洒落な空気が漂っていました。パリからの飛行機で出会った美子と正。一目惚れはいいものの、美子にはパトロンがいるというのが、単なる恋愛小説におさめないというのがいいですね。ラ 面白かったです。何とも言えずお洒落な空気が漂っていました。パリからの飛行機で出会った美子と正。一目惚れはいいものの、美子にはパトロンがいるというのが、単なる恋愛小説におさめないというのがいいですね。ライトながら、不穏な要素を入れてくるのが三島らしさというところです。お互いに想い合いながら、障害があるという恋の行方にドキドキしました。美子が正に身を任せようとしたところで物語が終わる。最高潮で迎えるエンディングという演出が憎めません。『禁色』と同じ時期の物語ながら正反対の物語であることが驚きですね。 …続きを読む
    優希
    2016年11月02日
    95人がナイス!しています

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