海戦からみた日清戦争

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年05月09日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
240
ISBN:
9784047102422
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海戦からみた日清戦争

  • 著者 戸高 一成
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年05月09日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
240
ISBN:
9784047102422

国際社会の大洋に挑む明治海軍は、いかに封建主義を乗り越えたのか?

軍備において劣勢にあった明治海軍は、大国・清といかに戦ったのか。脱派閥、リストラ、専門家育成など、封建主義を乗り越えた海軍建設の歴史を通して、日本の「近代」に改めて光をあてる。稀少図版・海戦図を収録。 軍備において劣勢にあった明治海軍は、大国・清といかに戦ったのか。脱派閥、リストラ、専門家育成など、封建主義を乗り越えた海軍建設の歴史を通して、日本の「近代」に改めて光をあてる。稀少図版・海戦図を収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「海戦からみた日清戦争」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 日清戦争を海軍中心に見たもの。海軍にとってはまさかの開戦だった上に、ハードの劣勢を跳ね返すことができたのは、運が良かったからと言うこともできるが、本質的には、欧州の趨勢を見ながら、海防主体の海軍から外 日清戦争を海軍中心に見たもの。海軍にとってはまさかの開戦だった上に、ハードの劣勢を跳ね返すことができたのは、運が良かったからと言うこともできるが、本質的には、欧州の趨勢を見ながら、海防主体の海軍から外洋で戦える海軍への転換を、山本権兵衛を中心に着々と進めていたからで、海軍首脳の先見の明に感心した。一方で、陸海軍、それに国民も、戦訓を生かせず、結果として悲惨な戦争を50年にわたり続けてしまったことは残念でならない。日清戦争をそれぞれ陸戦、政治・社会、海戦から見てきたが、いずれも確かな著作だと思った。 …続きを読む
    May
    2022年11月12日
    5人がナイス!しています
  • 海軍創設の折,戦艦の増強だけでなく人材の育成にも力を入れた幕末期の海軍伝習は,藩閥を超えた挙国体制の元,後に列強に匹敵する海軍力の礎となる。日本海軍のスペックは,その対戦時まで清国海軍に劣っていたが,徹底 海軍創設の折,戦艦の増強だけでなく人材の育成にも力を入れた幕末期の海軍伝習は,藩閥を超えた挙国体制の元,後に列強に匹敵する海軍力の礎となる。日本海軍のスペックは,その対戦時まで清国海軍に劣っていたが,徹底した組織戦術と訓練によって,何とか勝利を得た。清国における西洋近代化(洋務運動)が国内の様々な事情によって頓挫し,遅れを取った事も日本海軍にとってはツキがあった。「国際社会は戦国乱世」という認識の元に,極東情勢にいち早く対応しようとした,明治政府の偉業と苦難の道のりが,海軍育成の視点から読み取れます。 …続きを読む
    Kikirara Tracks
    2014年04月29日
    2人がナイス!しています
  •  日露戦争の事を書いた後、時代をきちっと切り抜くにはその前の戦争を描かなくてはいけない、と考えたのだそうな。たしかに、この時代、この戦争を踏まえなければこのあとの日本はなかった。  そして、この戦いが  日露戦争の事を書いた後、時代をきちっと切り抜くにはその前の戦争を描かなくてはいけない、と考えたのだそうな。たしかに、この時代、この戦争を踏まえなければこのあとの日本はなかった。  そして、この戦いが試行錯誤による過誤の積み重ねによって、かなり危ういものであったことも。  もし清国の国防政策がちょっとでも違うものであったなら、あの戦いはどう決着していたのか分からなかったとか。ふむ。 …続きを読む
    鐵太郎
    2014年08月07日
    1人がナイス!しています

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