昭和二十年夏、僕は兵士だった

昭和二十年夏、僕は兵士だった

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年07月28日
判型:
四六判
ページ数:
272
ISBN:
9784048850216

昭和二十年夏、僕は兵士だった

  • 著者 梯 久美子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年07月28日
判型:
四六判
ページ数:
272
ISBN:
9784048850216

大宅壮一ノンフィクション賞「散るぞ悲しき」に次ぐ戦争ノンフィクション

俳人の金子兜太氏、考古学者の大塚初重氏、俳優の三國連太郎氏、マンガ家の水木しげる氏、建築家の池田武邦氏。彼らにとってあの戦争とは何だったのか。胸を熱くする傑作戦争ノンフィクション。 俳人の金子兜太氏、考古学者の大塚初重氏、俳優の三國連太郎氏、マンガ家の水木しげる氏、建築家の池田武邦氏。彼らにとってあの戦争とは何だったのか。胸を熱くする傑作戦争ノンフィクション。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「昭和二十年夏、僕は兵士だった」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 金子兜太氏、初重氏、三國連太郎氏、水木しげる氏、池田武邦氏の5名がそれぞれ太平洋戦争時に兵隊として過ごした時の出来事を語る。中には今の高校1年くらいの子が戦争に関わっていたことと、馬鹿げた戦略や命令の 金子兜太氏、初重氏、三國連太郎氏、水木しげる氏、池田武邦氏の5名がそれぞれ太平洋戦争時に兵隊として過ごした時の出来事を語る。中には今の高校1年くらいの子が戦争に関わっていたことと、馬鹿げた戦略や命令のせいで多くが命を落としたこと仲間が真横で死んでしまう、餓死、略奪ほか、みんな地獄の中にいたことがよくわかった。他のいろいろな戦争に関わる本を読んだが、やっぱり今の90代の人たちは戦争は絶対ダメだと口を揃えて言うのは当然のことだろう、 水木しげるは、死んだ人に何も感じなくなると言っていたのが印象に残る。 …続きを読む
    kinkin
    2025年03月13日
    94人がナイス!しています
  • 水木しげるさん、三國連太郎さんら5名の戦争体験談。悲惨過ぎた。水木しげる先生の戦争に関する本はもっと前に読んでいたが、改めて先生の苦悩が偲ばれた。戦後、大学に入られた方もいて「良かった」と思ったが現実 水木しげるさん、三國連太郎さんら5名の戦争体験談。悲惨過ぎた。水木しげる先生の戦争に関する本はもっと前に読んでいたが、改めて先生の苦悩が偲ばれた。戦後、大学に入られた方もいて「良かった」と思ったが現実はかなり残酷で「何故徴兵を避けなかったのか。死に物狂いでやれば出来たはず。」などと理不尽なイジメに遭う。城山三郎さんも戦後一橋大学に入学してかなり酷い目に遭ったそう。。。戦争で身も心もズタズタにされたばかりではなく、死ぬまで戦争の傷跡は消えない。 …続きを読む
    yomineko@ヴィタリにゃん
    2021年09月30日
    75人がナイス!しています
  • 俳人の金子兜太氏、考古学者の大塚初重氏、俳優の三國連太郎氏、マンガ家の水木しげる氏、建築家の池田武邦氏。それぞれの戦争体験を語っていただいたものを1冊にまとめたものです。何だろう。様々な思いが交錯して 俳人の金子兜太氏、考古学者の大塚初重氏、俳優の三國連太郎氏、マンガ家の水木しげる氏、建築家の池田武邦氏。それぞれの戦争体験を語っていただいたものを1冊にまとめたものです。何だろう。様々な思いが交錯して自分の中で消化するのが非常に難しい。戦争とは一種の狂気なのだろう。平常時であればイヤなことはイヤだと拒否できることも世間全体がそれを許さず、1つの思想へと統一してしまう。戦争には反対です。日本は愚かなことをしたのかもしれません。けれど彼らがそこで生きてきた時間まで否定することはできないなと思いました。★★★★ …続きを読む
    うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
    2015年08月09日
    73人がナイス!しています

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