ラス・マンチャス通信

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年08月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784043905010
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ラス・マンチャス通信

  • 著者 平山 瑞穂
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年08月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784043905010

カフカ+マルケスと称される異形のビルドゥングス・ロマン!

少年時代の終わりの日、僕は姉を犯そうとする「アレ」を撲殺した。執着と断絶を繰り返す異形の家族のサーガを既存の枠組みを踏み越え、ガルシア・マルケスにも擬えられるマジックリアリズム的手法で描く壮大な物語。 少年時代の終わりの日、僕は姉を犯そうとする「アレ」を撲殺した。執着と断絶を繰り返す異形の家族のサーガを既存の枠組みを踏み越え、ガルシア・マルケスにも擬えられるマジックリアリズム的手法で描く壮大な物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ラス・マンチャス通信」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 恐ろしくおぞましい。カフカのような世界観。彼の作品は3作読んだが、これほどまでに違う作風を見せるのかと衝撃を受けた。陸魚というこの世に存在せぬ得体の知れない者、そして人なのかとにかく気持ち悪い”アレ”が 恐ろしくおぞましい。カフカのような世界観。彼の作品は3作読んだが、これほどまでに違う作風を見せるのかと衝撃を受けた。陸魚というこの世に存在せぬ得体の知れない者、そして人なのかとにかく気持ち悪い”アレ”が登場することから始まる。アレはまるで人間ではないように描かれるが実在する者だった。一人の人物の人生が描かれるが、全体的に憎悪と苦しみに溢れた暗く重い作品。「」が全くないのもこの物語の重々しさに相応しい気がする。グロテスクなシーンも多くあまり私の好きな世界観ではないが、平山さんの新たな一面を見られて良かった。 …続きを読む
    ひめか*
    2015年12月10日
    42人がナイス!しています
  • 陰惨で醜悪で何故か切ない物語。ファンタジーノベル大賞受賞作品は一筋縄では行かない。 陰惨で醜悪で何故か切ない物語。ファンタジーノベル大賞受賞作品は一筋縄では行かない。
    miroku
    2017年08月23日
    20人がナイス!しています
  • 切ない。最終章は文のかたまりひとつひとつが、ぜんぶ切ない。平山瑞穂の初期作はとにかく最後の章が、どうしたらこんな表現ができるのかという程切ない。何回も読み直して物語の異様さに慣れきったあとに、今回はじ 切ない。最終章は文のかたまりひとつひとつが、ぜんぶ切ない。平山瑞穂の初期作はとにかく最後の章が、どうしたらこんな表現ができるのかという程切ない。何回も読み直して物語の異様さに慣れきったあとに、今回はじめて発見した。次はどんな感想を持つんだろう。 …続きを読む
    2017年04月27日
    14人がナイス!しています

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