夢見る水の王国 下

夢見る水の王国 下

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年05月28日
判型:
四六判
ページ数:
432
ISBN:
9784048739511

夢見る水の王国 下

  • 著者 寮 美千子
  • イラスト 米増 由香
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年05月28日
判型:
四六判
ページ数:
432
ISBN:
9784048739511

金原瑞人&東雅夫絶賛! 泉鏡花文学賞作家が描く、ファンタジーの決定版!

マコとミコに分裂してしまったマミコ。名前を奪われ記憶を失ったミコは、マコを追跡して“幻の島”に渡る。ミコは、島の老鉱夫から、島が外輪山の堤防に守られた、海抜より低い土地であることを知らされ……。 マコとミコに分裂してしまったマミコ。名前を奪われ記憶を失ったミコは、マコを追跡して“幻の島”に渡る。ミコは、島の老鉱夫から、島が外輪山の堤防に守られた、海抜より低い土地であることを知らされ……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「夢見る水の王国 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 最後は盛り上がりにかけるかな、という感じです。けれど、表現は詩的で素敵です。その言葉の端々から、幻想的な世界に誘われます。黒と白のコントラストも美しい。全体的に、物語りというよりは、詩集を読んでいるよ 最後は盛り上がりにかけるかな、という感じです。けれど、表現は詩的で素敵です。その言葉の端々から、幻想的な世界に誘われます。黒と白のコントラストも美しい。全体的に、物語りというよりは、詩集を読んでいるような印象でした。ちょっと飛んだ表現も多いので、作者様の意図を読み取るには再読が必要かもしれません。 …続きを読む
    菜花@ほのおかくとう協会門下生
    2014年03月05日
    18人がナイス!しています
  • 下巻ではオッドアイの黒猫の魂、ヌバタマが大活躍。いいなあヌバタマ。で、どうして読んでいて大変かっていうと、いつまでたっても迷宮を抜け出せない感じがするから。いろんな幻が次から次へとやってきても、ミコ、 下巻ではオッドアイの黒猫の魂、ヌバタマが大活躍。いいなあヌバタマ。で、どうして読んでいて大変かっていうと、いつまでたっても迷宮を抜け出せない感じがするから。いろんな幻が次から次へとやってきても、ミコ、マコの心情の変化があんまり見られない。ただ『世界の果てに行く』っていう目的だけはあって……。ミコとマコ、ふたりが元の万美子に戻る、その結末は分かるんだけど、そこに至るまでの変化が読みとりにくかったかなという印象。上下巻とも通して、アイディアや描写はとてもよかった。 …続きを読む
    二藍
    2013年08月03日
    6人がナイス!しています
  • 寮さんの紡ぐ言葉が好き。“雨あがりの空は、磨いたように澄みわたった。水晶のように冷たい風が吹きつけてきた”“木の根は地中の夜空にまで伸び、星を抱いて光を吸い上げている”“みんながあなたのなかにいて、あなた 寮さんの紡ぐ言葉が好き。“雨あがりの空は、磨いたように澄みわたった。水晶のように冷たい風が吹きつけてきた”“木の根は地中の夜空にまで伸び、星を抱いて光を吸い上げている”“みんながあなたのなかにいて、あなたはみんなのなかにいる”だから、独りではないのだ。憎しみや悲しみを受け止めて、少女は生きてゆく。世界に果てはない。生きている限り中心にあるものはいつも自身だから。 …続きを読む
    織町
    2012年11月13日
    5人がナイス!しています

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