桃の向こう

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年09月25日
判型:
四六判
ページ数:
256
ISBN:
9784048738828

桃の向こう

  • 著者 平山 瑞穂
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年09月25日
判型:
四六判
ページ数:
256
ISBN:
9784048738828

バブル後の失われた10年を駆け抜けた、男子2×女子1の感動青春ドラマ!

バブルのはじけた不況の中、みんな自分を探していた。頭でっかちで不器用な来栖と金持ちのぼんぼんの多々良。正反対の二人と奇妙に繋がる煌子。3人が駆け抜けた失われた10年の愛と捻れた友情を描く傑作青春小説! バブルのはじけた不況の中、みんな自分を探していた。頭でっかちで不器用な来栖と金持ちのぼんぼんの多々良。正反対の二人と奇妙に繋がる煌子。3人が駆け抜けた失われた10年の愛と捻れた友情を描く傑作青春小説!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

「桃の向こう」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 90年代大学生だった彼らの人生物語。現実と重なり好みのテイストだった。大学時代恋愛は「制度」だと考え、思慮深く気難しかった来栖は、大人になって本当の恋愛を知り、全体的に角が丸くなった。迷いなく物事にこだ 90年代大学生だった彼らの人生物語。現実と重なり好みのテイストだった。大学時代恋愛は「制度」だと考え、思慮深く気難しかった来栖は、大人になって本当の恋愛を知り、全体的に角が丸くなった。迷いなく物事にこだわらずいろんな女子と付き合っていた多々良は、素敵な妻と結婚する。学生時代そんなに仲良くなかった二人だが、社会に出てから、家出した多々良の妹が来栖の彼女の家に訪ねてきたり、何の接点もなさそうな大学の友人の結婚式で再会したり…思わぬところで人の縁が繋がっていて、様々な人との出会いで性格や人生が変わるのだと実感。 …続きを読む
    ひめか*
    2017年10月15日
    25人がナイス!しています
  • 青春時代を共にした3人の同級生のその後に焦点をあてていて、結構のめり込んで読めちゃいます。あの頃はあんなに青臭いことを言ってたんだなとか、昔の自分見てるようで恥ずかしかったです。煌子は結局どこに? 青春時代を共にした3人の同級生のその後に焦点をあてていて、結構のめり込んで読めちゃいます。あの頃はあんなに青臭いことを言ってたんだなとか、昔の自分見てるようで恥ずかしかったです。煌子は結局どこに?
    mazda
    2017年10月31日
    20人がナイス!しています
  • 恋愛よりは友情寄りであんまり惹かれなかった。売りであるはずのバブルらしさも少なく…。以下引用「そのときに来栖を浸したのは、一種の敗北の感覚だった。一人の女を好きだと思い、欲しいと思うその生々しい感情を 恋愛よりは友情寄りであんまり惹かれなかった。売りであるはずのバブルらしさも少なく…。以下引用「そのときに来栖を浸したのは、一種の敗北の感覚だった。一人の女を好きだと思い、欲しいと思うその生々しい感情を前にして、小賢しい屁理屈がいかに無力なものだったか、骨の髄まで思い知らされたのだ。」 …続きを読む
    もりの
    2021年02月20日
    5人がナイス!しています

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