木田元の最終講義 反哲学としての哲学

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年05月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784044086015
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木田元の最終講義 反哲学としての哲学

  • 著者 木田 元
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年05月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784044086015

西洋哲学が一挙にわかる反哲学の視点とは? 哲学入門としても最良の一冊!

ハイデガー哲学の核心を「反哲学の哲学」として読み解き、哲学を日本人にも身近な学問にした哲学者、木田元。若き日の焦燥と絶望の中で出会った「存在と時間」に魅せられ、ハイデガーを読みたい一心で大学へ進学。以後50年に亘る哲学三昧の日々と、その研鑽の果実としての独創的ハイデガー読解の誕生まで、現代日本を代表する哲学者が自身の生と哲学を語る最終講義。補説「「存在と時間」をめぐる思想史」を併録。
解説・村岡晋一
ハイデガー哲学の核心を「反哲学の哲学」として読み解き、哲学を日本人にも身近な学問にした哲学者、木田元。若き日の焦燥と絶望の中で出会った「存在と時間」に魅せられ、ハイデガーを読みたい一心で大学へ進学。以後50年に亘る哲学三昧の日々と、その研鑽の果実としての独創的ハイデガー読解の誕生まで、現代日本を代表する哲学者が自身の生と哲学を語る最終講義。補説「「存在と時間」をめぐる思想史」を併録。
解説・村岡晋一

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに
大学に入るまで
ドストエフスキーに魅入られて
ドストエフスキー論
ドストエフスキーとキルケゴール
『存在と時間』を読みたくて
大学に入ってから
哲学への深入り
『存在と時間』の読み方
未完の書としての『存在と時間』
『現象学の根本問題』
『存在と時間』と『現象学の根本問題』の関係
ナトルプ報告
メルロ=ポンティからの示唆
ハイデガーの性格の悪さ
ハイデガーが分かってきた
ニーチェの遺産
〈存在と時間〉
哲学批判としての哲学


最終講演
哲学と文学
 エルンスト・マッハをめぐって
於・中央大学人文科学研究所【1999.2.25】

はじめに
マッハとフッサール
マッハとゲシュタルト理論
マッハとレーニン
マッハとその思想
力学主義的物理学
現象学的物理学
感性的要素一元論
全体論
現象学的物理学とエネルゲティーク
〈現象学〉の意味
マッハとアインシュタイン
進化論的認識論
マッハとニーチェ
思考経済説
マッハ主義
ウィーン学団
ウィトゲンシュタインの〈現象学〉
ホーフマンスタール
ムージル
マッハとヴァレリー


最終講義・補説
『存在と時間』をめぐる思想史

『存在と時間』という本
『存在と時間』とその時代
『存在と時間』とナチズム

あとがき
文庫版あとがき
木田元略歴

「木田元の最終講義 反哲学としての哲学」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 木田先生の中央大学での最終講義「ハイデガーを読む」、最終講演「哲学と文学 エルンスト・マッハをめぐって」、最終講義・補説「『存在と時間』をめぐる思想史」を収録。戦後の混乱期の若いときに邂逅した『存在と 木田先生の中央大学での最終講義「ハイデガーを読む」、最終講演「哲学と文学 エルンスト・マッハをめぐって」、最終講義・補説「『存在と時間』をめぐる思想史」を収録。戦後の混乱期の若いときに邂逅した『存在と時間』に魅せられてハイデガーを読みたいがために大学へ進学し、その後50年に亘ってハイデガーを読み解く等の哲学三昧の日々が語られている。非常に面白かった。またエルンスト・マッハをめぐっての哲学と文学の最終講演も大変興味深く、本書をベースに関連図書を読んでみたくなった。 …続きを読む
    Gotoran
    2022年01月25日
    51人がナイス!しています
  • 著者の最終講義というので買ってしまった。 何につけて終わりは私を叙情的な気分にさせてくれる。 私はそれを決して看過できない。 本著はハイデガーとマッハの講義である素人でもわかるぐらい明らかにさわりにしか 著者の最終講義というので買ってしまった。 何につけて終わりは私を叙情的な気分にさせてくれる。 私はそれを決して看過できない。 本著はハイデガーとマッハの講義である素人でもわかるぐらい明らかにさわりにしか触れていないこれで彼等の哲学に触れたといったら墓場で眠っているハイデガーとマッハに失笑されるだろうが敢えてなのだろう。本著は両者とも木田元の話の中の話題として収まっている。 主役は木田元なのだから ほとんど哲学の著には触れてないので中身も大変平易である。 哲学に人生を捧げた人間の最後のエッセイとして読もう。 …続きを読む
    おじいやん featuring おじいちゃん( ̄+ー ̄)
    2017年06月03日
    41人がナイス!しています
  • 図書館で半分ノリで借りた、文量的には薄っぺらい本である。しかし内容的には“反哲学”のプロレゴメナのような趣があって濃い。特にエルンスト・マッハの紹介は衝撃だった。急いで『マッハとニーチェ』読まねばなるま 図書館で半分ノリで借りた、文量的には薄っぺらい本である。しかし内容的には“反哲学”のプロレゴメナのような趣があって濃い。特にエルンスト・マッハの紹介は衝撃だった。急いで『マッハとニーチェ』読まねばなるまい。 …続きを読む
    シッダ@涅槃
    2023年10月08日
    19人がナイス!しています

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