”文学少女”と慟哭の巡礼者

”文学少女”と慟哭の巡礼者

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年08月30日
判型:
A6判
ページ数:
1
ISBN:
9784757736856
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”文学少女”と慟哭の巡礼者

  • 著者 野村 美月
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年08月30日
判型:
A6判
ページ数:
1
ISBN:
9784757736856
ビター&スイートな物語、衝撃と感動の第5弾! ビター&スイートな物語、衝撃と感動の第5弾!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「”文学少女”と慟哭の巡礼者」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 再読。テーマは「宮沢賢治」心葉と美羽の過去に迫る話。純粋無垢な心葉を愛し、そしてそんな彼を激しく憎む美羽。家族同士の悪口を聞かされ、心が澱んでしまった彼女の切なく、激しい想いはとても強烈で、何よりも心 再読。テーマは「宮沢賢治」心葉と美羽の過去に迫る話。純粋無垢な心葉を愛し、そしてそんな彼を激しく憎む美羽。家族同士の悪口を聞かされ、心が澱んでしまった彼女の切なく、激しい想いはとても強烈で、何よりも心に残りました。こんなに辛い気持ちをずっと胸に抱いていたなんて、考えるだけで胸が張り裂けそうだ。ななせの頑張りや、千愛の問題の深さなど色んなものが見えてきた、文学少女の中でも一二を争うくらいインパクトのあるお話でした。希望の光と、波乱の予感を感じさせるラストもすごく印象的。次巻も読みます。 …続きを読む
    まりも
    2016年10月24日
    112人がナイス!しています
  • 冒頭は心葉とななせさんとの初詣。心葉の事を意識しまくりで、心葉の事が本当に好きなんだなとニヤニヤさせられた。美羽がついに登場し、心葉は美羽に気持ちの容量が割かれすぎて、ななせさんに対して冷たい態度を取 冒頭は心葉とななせさんとの初詣。心葉の事を意識しまくりで、心葉の事が本当に好きなんだなとニヤニヤさせられた。美羽がついに登場し、心葉は美羽に気持ちの容量が割かれすぎて、ななせさんに対して冷たい態度を取ってしまい、琴吹さんを傷つけたくないと思う反面、美羽に対して優しさという名の依存をしてしまうという心葉の心情が丁寧に描かれていた。胸が痛む展開が続くが、遠子先輩の優しさと包容力が胸に染みわたる感じがした。誰かが見捨てずに側にいてくれるって、本当に幸せだし、それだけの絆を築くことができる人もすごい人間だと思う。 …続きを読む
    スズ
    1970年01月01日
    98人がナイス!しています
  • 〝文学少女〝シリーズ第5巻。今回のモチーフは『銀河鉄道の夜』。人と人がわかり合うというのは本当に難しい。そばにいて、いつも行動を共にしていても、理解できているとは言い難い。いや、そもそも他人を完全に理 〝文学少女〝シリーズ第5巻。今回のモチーフは『銀河鉄道の夜』。人と人がわかり合うというのは本当に難しい。そばにいて、いつも行動を共にしていても、理解できているとは言い難い。いや、そもそも他人を完全に理解することなどできるのか?あの頃、二人は同じ時間を共有していましたが、同じ想いを共有できていたのでしょうか?。なかなか近付けない理想の自分。自分に無いものを全て持っているように思える他人。憧れ、嫉妬の中から芽生えるめちゃくちゃにしたいという暴力的な感情。傷付き苦しんだ二人にとって今日が新たなスタートライン。 …続きを読む
    マーム
    2012年03月02日
    88人がナイス!しています

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