国境のハーモニカ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784043802029
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国境のハーモニカ

  • 著者 池永 陽
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784043802029

体がちぎれるほどに疼く初恋の記憶

「北に帰るわ」そう言い残して、日本を去ったスーイン。想いを寄せあいつつも、成就することのなかった初恋の記憶。萎縮した日々を送る鋳物職人章之は、少年時代に封印した過去の罪をたどる決意を固めるが・・・。 「北に帰るわ」そう言い残して、日本を去ったスーイン。想いを寄せあいつつも、成就することのなかった初恋の記憶。萎縮した日々を送る鋳物職人章之は、少年時代に封印した過去の罪をたどる決意を固めるが・・・。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「国境のハーモニカ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 登場人物みんなが、なんだか悲しい結末。読後感も、無性に、無性に悲しさが残る。こういった本は今まであまり読んだことがなかった。フィクションだが、他人事とは思えないのである。 私はこれから、彼らに対して何 登場人物みんなが、なんだか悲しい結末。読後感も、無性に、無性に悲しさが残る。こういった本は今まであまり読んだことがなかった。フィクションだが、他人事とは思えないのである。 私はこれから、彼らに対して何ができるだろうか。 主人公と同様、今まで自分がしてきたこと、日本人がしてきたことに対して贖罪のようなそういった気持ちをを覚えるのである。海外に出て強く思う。日本にいる外国人に対してもっと優しくしてあげたい。もっと心から迎えてあげたい。 これからの人生にも影響を与えるであろう本となった。 …続きを読む
    ミラ@日本
    2015年10月20日
    1人がナイス!しています
  • なかなか面白いんじゃないでしょうか。切ない物語。 なかなか面白いんじゃないでしょうか。切ない物語。
    Hiroshi Matsui
    2007年10月30日
    0人がナイス!しています
  • 読んですぐ再読であることに気付いた。引き出しの中からでてくるハーモニカが蘇ったから。その他の細かいストーリーは読み返しながら思い出した。前回は主人公のスーニンに対する贖罪の気持ちが深く心に残ったのだが 読んですぐ再読であることに気付いた。引き出しの中からでてくるハーモニカが蘇ったから。その他の細かいストーリーは読み返しながら思い出した。前回は主人公のスーニンに対する贖罪の気持ちが深く心に残ったのだが、今回は無意識の「見下し」のような心理に心が痛んだ。誰にも憶えのある無意識の差別。でも物語の中で主人公はそうした差別の被害者に心を寄せている。昔の自分の犯した差別への罪の償いからだが、そこには人としての優しさがあるのだろう。格差のある社会でどのように心を置くか?そんな問いを投げられたような気持ちになった。 …続きを読む
    あきこ
    2011年07月19日
    0人がナイス!しています

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