“文学少女“と飢え渇く幽霊

“文学少女“と飢え渇く幽霊

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年08月30日
判型:
その他
ISBN:
9784757729155
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“文学少女“と飢え渇く幽霊

  • 著者 野村 美月
  • イラスト 竹岡 美穂
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年08月30日
判型:
その他
ISBN:
9784757729155

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「“文学少女“と飢え渇く幽霊」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 一作目読んでだいぶたってからのシリーズ二作目。一見ほのぼのしてるようでどろどろした人間ドラマに突入するのはちょっと引くがこういう味わいの作風なんだろうな。とにかく「嵐が丘」は読んでみたくなった。 一作目読んでだいぶたってからのシリーズ二作目。一見ほのぼのしてるようでどろどろした人間ドラマに突入するのはちょっと引くがこういう味わいの作風なんだろうな。とにかく「嵐が丘」は読んでみたくなった。
    海猫
    2012年05月31日
    199人がナイス!しています
  • 失ったものを取り戻す方法、それは時間を戻すことだと夏夜乃は言います。でも、そんなことは人間にはできません。幽霊なら可能なのでしょうか?目の前にいる自分を通して他の女性の面影しか見ていない相手に対する蛍 失ったものを取り戻す方法、それは時間を戻すことだと夏夜乃は言います。でも、そんなことは人間にはできません。幽霊なら可能なのでしょうか?目の前にいる自分を通して他の女性の面影しか見ていない相手に対する蛍の苛立ち。それとは裏腹に胸の内深く秘められた激しい想い。たとえ憎まれて、自分のことだけを見ていて欲しいという切なる願い。物語の傍観者に過ぎない私たちには、最後に蛍が救われたのかどうかわかりません。救われたと思いたいのですが、一方では・・・。ある意味何とも残酷な結末を迎えたこの物語。読んでいて切なくなりました。 …続きを読む
    マーム
    2011年02月03日
    133人がナイス!しています
  • 再読。今回の題材は「嵐が丘」。文芸部の恋の相談ポストに「憎い」「幽霊が」という文字や、謎の数字の羅列が書かれた紙片が投げ込まれるところから始まる話。あぁ、なんてほろ苦いストーリーなんだろう。愛憎入り混 再読。今回の題材は「嵐が丘」。文芸部の恋の相談ポストに「憎い」「幽霊が」という文字や、謎の数字の羅列が書かれた紙片が投げ込まれるところから始まる話。あぁ、なんてほろ苦いストーリーなんだろう。愛憎入り混じった想いを胸に抱く男女の弱く、強い姿を描いた涙無しでは読むことの出来ない見事なお話ですね。「嵐が丘」をなぞった見事な話運びと、登場人物たちの感情が直接心に響いて来るかのような迫力ある描写の数々に圧倒され、一気に読み終えました。結末はとても悲しかったけど、だからこそ強烈に印象に残った気もします。 …続きを読む
    まりも
    2016年10月16日
    132人がナイス!しています

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