姉飼

第10回 日本ホラー小説大賞

姉飼

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年11月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784043838011
label

第10回 日本ホラー小説大賞

姉飼

  • 著者 遠藤 徹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年11月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784043838011

選考委員への挑戦か!? 物議を醸した第十回ホラー大賞大賞受賞作文庫化!

蚊吸(かすい)豚(ぶた)による、村の繁栄を祝う脂(あぶら)祭りの夜。まだ小学生だった僕は、縁日で初めて「姉」を見る。姉は皆、体を串刺しにされ、髪と爪を振り回しながら、凶暴にうめき叫んでいた! 蚊吸(かすい)豚(ぶた)による、村の繁栄を祝う脂(あぶら)祭りの夜。まだ小学生だった僕は、縁日で初めて「姉」を見る。姉は皆、体を串刺しにされ、髪と爪を振り回しながら、凶暴にうめき叫んでいた!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「姉飼」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★★☆_「暗く黒い夜の底からフェア」第六弾。頭に絵が浮かばないことが、こんなにおそろしいとは。「姉を飼うのが夢だった。串刺しになった姉を」という書き出しの『姉飼』。とにかく頭に絵が浮かばない。自己防衛 ★★★★☆_「暗く黒い夜の底からフェア」第六弾。頭に絵が浮かばないことが、こんなにおそろしいとは。「姉を飼うのが夢だった。串刺しになった姉を」という書き出しの『姉飼』。とにかく頭に絵が浮かばない。自己防衛的に浮かべるのを拒否しているような気もする。浮かんでしまっては、あまりにもおそろしい絵面になる言葉だから。新しい色を作ろうとして、絵の具を混ぜ合わせて、どこか上手くいかなくて、また色を足して、また足して、そしていつの間にか単なるドロドロとした黒色になってしまうような、どこまでも行き場のないものがたり四編。 …続きを読む
    キャプテン
    2017年09月11日
    76人がナイス!しています
  • 祭りの夜店で売られている串刺しにされた「姉」。少年時代に「姉」を見かけた主人公は「姉」を飼うことに狂おしいまでに憧れる。4編共その答えのない不条理さにぐいぐいと引き込まれ、心を掴んで離してはくれない。 祭りの夜店で売られている串刺しにされた「姉」。少年時代に「姉」を見かけた主人公は「姉」を飼うことに狂おしいまでに憧れる。4編共その答えのない不条理さにぐいぐいと引き込まれ、心を掴んで離してはくれない。それだけに 表題作「姉飼」と「ジャングル・ジム」のある程度の予想がついてしまうラストが惜しまれて仕方が無い。しかし4編に共通する、ボンと物語に放り込まれそしてそのまま放り出される感覚は、癖になりそうだ。 …続きを読む
    Bugsy Malone
    2016年06月12日
    71人がナイス!しています
  • 紹介していただいた本。さて、どうしようか?本の感想は思った事を書くようにしている。だからこそ、縁日で売られている串に貫かれた「姉」の物語を読んでも、恐怖も感じず、嫌悪感も感じず、著者の創作として淡々と 紹介していただいた本。さて、どうしようか?本の感想は思った事を書くようにしている。だからこそ、縁日で売られている串に貫かれた「姉」の物語を読んでも、恐怖も感じず、嫌悪感も感じず、著者の創作として淡々と受け入れている私が居た、と書くしか無い。正確には、トンデモナイ日常が基準になっている物語なのか?とページを捲ったと。加えて、ぶっ飛んだ発想に、唖然として笑ってしまった箇所もある。だって、蚊吸豚に脂祭りだよ?著者の紡ぎ出す個性的な世界観を受け入れて物語として楽しめば良い、と受け取りました。そんな4篇の短編集。 …続きを読む
    いちろく
    2019年01月19日
    46人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品