古惑仔

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784043442089
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古惑仔

  • 著者 馳 星周
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784043442089

這い上がれ。足掻き続けろ。絶望の淵に溺れる前に--。

5年前、中国から同じ船でやってきた阿扁たち15人。だが、毎年仲間は減り続け、残るは9人……。歌舞伎町の暗黒の淵で藻掻く若者たちの苛烈な生きざまを描く傑作ノワール、全6編。 5年前、中国から同じ船でやってきた阿扁たち15人。だが、毎年仲間は減り続け、残るは9人……。歌舞伎町の暗黒の淵で藻掻く若者たちの苛烈な生きざまを描く傑作ノワール、全6編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

「古惑仔」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 最近の馳星周は、直木賞作の『少年と犬』など、多彩なジャンルの作品を書いているが、これは新宿の黒社会を描いた6篇から成るノワール短篇集。篇中の多くは「古惑仔」を主人公としたものだが、読後感は極めて悪い。 最近の馳星周は、直木賞作の『少年と犬』など、多彩なジャンルの作品を書いているが、これは新宿の黒社会を描いた6篇から成るノワール短篇集。篇中の多くは「古惑仔」を主人公としたものだが、読後感は極めて悪い。みじめな気分が残影し、しばらくは暗い気持ちが払しょくできない。そして、それこそがまさに馳星周のノワールの真骨頂なのである。篇中には「降誕節的童話」と題された清涼剤かと思わせるようなものもあるが、これとても、もう惨憺たるありさまだ。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2020年12月17日
    358人がナイス!しています
  • ハードカバー刊行は2000年7月で、25年の時を経て再読です。作者さんの短編集としては前作『M』に続き2作目となります。衝撃的なデビュー作『不夜城』の世界観をしっかりと継承したバイオレンス臭たっぷりの仕上が ハードカバー刊行は2000年7月で、25年の時を経て再読です。作者さんの短編集としては前作『M』に続き2作目となります。衝撃的なデビュー作『不夜城』の世界観をしっかりと継承したバイオレンス臭たっぷりの仕上がりで、馳さんの初期の頃のヒリヒリとした雰囲気がこれ以上なく伝わります。どの作品にも残念ながら、明るい兆し、希望はなく、やはりラストは切ない暗黒の闇へと誘われますが、そこが作者さんの真骨頂なので期待通りかもしれません。最近の作風からするともうこういう作品、きっと書くことないんだろうなとちょっと残念ですね。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2025年09月27日
    93人がナイス!しています
  • 在留外国人らにスポットを当て、暗黒の世界を垣間見せる短編集。出稼ぎ労働者が憧れているきらびやかな日本が描かれていますが、隔世の感が否めません。とは言え、出口なしの窮乏に喘ぐ人々の日々は、息苦しさを覚え 在留外国人らにスポットを当て、暗黒の世界を垣間見せる短編集。出稼ぎ労働者が憧れているきらびやかな日本が描かれていますが、隔世の感が否めません。とは言え、出口なしの窮乏に喘ぐ人々の日々は、息苦しさを覚えるほどに真に迫っています。『聖誕節的童話』は、愛し合っていた二人が壊れていく軌跡に戦慄します。『笑窪』の転落する様はありがちですが、酒とギャンブルに溺れていく様は鬼気迫るものがあります。『死神』会った友が偶然死を迎えることから「死神」と渾名をつけられてた男が主役。ラストは、絶望感を強く印象付けられます。 …続きを読む
    hit4papa
    2023年05月18日
    55人がナイス!しています

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