永遠を背負う男 新・世界の神話

永遠を背負う男 新・世界の神話

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2005年11月30日
判型:
四六判
ページ数:
152
ISBN:
9784047915138

永遠を背負う男 新・世界の神話

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2005年11月30日
判型:
四六判
ページ数:
152
ISBN:
9784047915138

神話シリーズ第一弾。人気作家ウィンターソン、渾身の「アトラス」神話。

その背で「世界」を支えるアトラスは、勇者ヘラクレスとの出会いによって自分の「重み」に疑問を持つ。「おろしてみたらどうだろう?」自伝的なエピソードを絡み合わせ、宇宙の始まりまで創造を広げた意欲作。 その背で「世界」を支えるアトラスは、勇者ヘラクレスとの出会いによって自分の「重み」に疑問を持つ。「おろしてみたらどうだろう?」自伝的なエピソードを絡み合わせ、宇宙の始まりまで創造を広げた意欲作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「永遠を背負う男 新・世界の神話」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • アトラス神話をウィンターソンが描くのだから、やっぱりこうなるのかというくらい、ウィンターソンの小説だった。彼女の物語を読むのが初めてという人は戸惑うだろうな。「人間の選択について、何が言えるだろう。運 アトラス神話をウィンターソンが描くのだから、やっぱりこうなるのかというくらい、ウィンターソンの小説だった。彼女の物語を読むのが初めてという人は戸惑うだろうな。「人間の選択について、何が言えるだろう。運命は決断の対極にあるらしい。そして人生は、だいたい運命であるようだ。」そこからまた始まるから、彼女の物語が好きだ。 …続きを読む
    ネロリ
    2012年04月10日
    9人がナイス!しています
  • 世界中の神話をもう一度語り直す"The Myths"の一作。ここでは、アトラスとヘラクレスの物語が、作者自身の人生を織り込みながらカバーされいる。「自由は存在しない国だ。」他者から背負わされていたはずの重荷をい 世界中の神話をもう一度語り直す"The Myths"の一作。ここでは、アトラスとヘラクレスの物語が、作者自身の人生を織り込みながらカバーされいる。「自由は存在しない国だ。」他者から背負わされていたはずの重荷をいつしか自らの意思で背負い込んでしまう。その上、その重荷は途方もなく重いだけで、実体など何もない、なんの意味もないものなのだ。この作品では、何よりも自分自身のために語る作者の態度が強く感じられる。前作『灯台守』においても強く意識されいた「物語る」行為が、違った側面で提示された作品と言えよう。 …続きを読む
    tona
    2013年12月11日
    4人がナイス!しています
  • 作中に繰り返し出てくる無と語り直したいという望み、そしてアトラスの神話を著者の自伝的な部分をかませて再構築したということがイマイチしっくりこず。他の作品と後書きを読まないといけないかなー。そしてペルセ 作中に繰り返し出てくる無と語り直したいという望み、そしてアトラスの神話を著者の自伝的な部分をかませて再構築したということがイマイチしっくりこず。他の作品と後書きを読まないといけないかなー。そしてペルセウスとの関係性は一体どうなったのやら。と思っていたけど調べてみるとあくまでバリエーションの一つなのね。 …続きを読む
    syachi
    2014年04月06日
    2人がナイス!しています

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