危険な関係

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
608
ISBN:
9784042939016
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危険な関係

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
608
ISBN:
9784042939016

フランス文学の金字塔。絢爛・華麗な偽りの恋愛ゲームが始まる――。

あの女性を、自分のものにしてみせる――。奔放な愛と性のゲームに明け暮れた、最後のフランス貴族文化の爛熟と退廃を通して、エゴイズムと献身、人間の心の闇と普遍的な真実の愛の形を描く、不朽の名作。 あの女性を、自分のものにしてみせる――。奔放な愛と性のゲームに明け暮れた、最後のフランス貴族文化の爛熟と退廃を通して、エゴイズムと献身、人間の心の闇と普遍的な真実の愛の形を描く、不朽の名作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「危険な関係」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 数年前に前巻だけ、読んだ事があるがそのままだった作品を読み通そうと思いました。最後まで読むと、所々に仕込まれた、男性は有利である社会、愛と恋についてのグロテスクさに困惑するばかり。特にヴァルモン子爵が 数年前に前巻だけ、読んだ事があるがそのままだった作品を読み通そうと思いました。最後まで読むと、所々に仕込まれた、男性は有利である社会、愛と恋についてのグロテスクさに困惑するばかり。特にヴァルモン子爵がセシルを襲った時の脅し文句に正直、吐きそうになりました。それは、性的暴行者が被害者を襲った事を悪びれもしないし、その事が被害者を不利にさせる言い訳のように聞こえてしまったから。そして事実を知ったダンスニーが「セシルは悪くない」と言いながらメルトゥイユ夫人とヴァルモン子爵、セシルの手紙を公表する身勝手さに腹立つ …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2019年01月13日
    90人がナイス!しています
  • 18世紀,退廃のパリ。男女の恋慕の書簡集であるがバルモン子爵と法院長夫人とのやりとりは同じ内容を繰り返していて冗長に感じる。バルモン子爵は最後には司祭の力まで借りて逢引の約束を取り付けるなどあらゆる手 18世紀,退廃のパリ。男女の恋慕の書簡集であるがバルモン子爵と法院長夫人とのやりとりは同じ内容を繰り返していて冗長に感じる。バルモン子爵は最後には司祭の力まで借りて逢引の約束を取り付けるなどあらゆる手管を尽くす。当時、結婚前の淑女に戒めとしてこの本を持たせたそうだが、奸計や不品行が結果的に不幸な結末をもたらし勧善懲悪的な結果になっているところが教科書的なところなのだろう。書簡を通しての心理描写は見事で緊張感を失わずに最後まで読者をひきつける。 …続きを読む
    うらなり
    2023年10月09日
    30人がナイス!しています
  • 恋愛とは、文章や言葉に変換しようとしたとたんに変質してしまうものだと思う。残念ながらこの小説では登場人物の誰一人として感情移入できる人物がおらず、「悲劇」にも、かえって溜飲が下がるくらい嫌な物語だった 恋愛とは、文章や言葉に変換しようとしたとたんに変質してしまうものだと思う。残念ながらこの小説では登場人物の誰一人として感情移入できる人物がおらず、「悲劇」にも、かえって溜飲が下がるくらい嫌な物語だった。人の心を思い通りにするなど、傲慢極まりないことである。 …続きを読む
    佐島楓
    2013年04月10日
    21人がナイス!しています

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