鼠、江戸を疾る

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年12月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784048735827

鼠、江戸を疾る

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年12月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784048735827

江戸の庶民の喜怒哀楽を細やかに描いた、赤川次郎、初の時代小説!

江戸の町で噂の盗賊、「鼠」。その正体は、「甘酒屋次郎吉」として知られる遊び人。妹で小太刀の達人・小袖とともに、次郎吉は江戸の町の様々な事件を解決していく――。 江戸の町で噂の盗賊、「鼠」。その正体は、「甘酒屋次郎吉」として知られる遊び人。妹で小太刀の達人・小袖とともに、次郎吉は江戸の町の様々な事件を解決していく――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

次郎吉(じろきち)

「表」の顔は、<甘酒屋次郎吉>と呼ばれる遊び人。しかしその「裏」の顔は、江戸で評判の<鼠>。いなせで気っ風のいい江戸っ子気質で、庶民の窮状を見過ごすことができない。

小袖(こそで)

次郎吉の妹。兄思いのしっかり者で、気立てのいい娘だが、実は小太刀の達人でもある。<鼠>である兄を助け、事件解決に一役買うこともしばしば。男勝りな性格。

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「鼠、江戸を疾る」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 江戸の時代小説。 鼠小僧。名は、甘酒屋次郎吉。 妹、小袖と2人暮らし。 江戸の庶民の人情物語。 侍や大店のご主人の無理をかわす。 起つ 泳ぐ 化ける 討つ 騒ぐ 落ちる の6編。 かっこいい兄妹の活躍にもかかわら 江戸の時代小説。 鼠小僧。名は、甘酒屋次郎吉。 妹、小袖と2人暮らし。 江戸の庶民の人情物語。 侍や大店のご主人の無理をかわす。 起つ 泳ぐ 化ける 討つ 騒ぐ 落ちる の6編。 かっこいい兄妹の活躍にもかかわらず、 万事丸く収まるわけではないところがものがなしい。 …続きを読む
    kaizen@名古屋de朝活読書会
    2011年08月20日
    118人がナイス!しています
  • 鼠シリーズ1作目。ドラマを見て、図書館に予約しました。面白かったです。普段は遊び人の甘酒屋次郎吉が、鼠となって悪を退治する。去り際が何ともさりげなくてかっこいいです。シリーズ化されているので、順番に読 鼠シリーズ1作目。ドラマを見て、図書館に予約しました。面白かったです。普段は遊び人の甘酒屋次郎吉が、鼠となって悪を退治する。去り際が何ともさりげなくてかっこいいです。シリーズ化されているので、順番に読みたいと思います。2016-126 …続きを読む
    万葉語り
    2016年05月21日
    36人がナイス!しています
  • 武士の名誉や意地など下らないとかかわりない名もない人々の中の一人であるはずの治郎吉が、お家騒動に巻き込まれていく。しかし、どんな時にも冷静で、どんな相手にも媚びず、穏便に事を解決していく姿は、現代でな 武士の名誉や意地など下らないとかかわりない名もない人々の中の一人であるはずの治郎吉が、お家騒動に巻き込まれていく。しかし、どんな時にも冷静で、どんな相手にも媚びず、穏便に事を解決していく姿は、現代でならどう活躍してくれるのか。想像するだけでワクワクしてくる。妹の小袖も「剣も強いが酒も強い」と同じ道場の門弟に言われると「他のことに感心して下さると嬉うございますけど」とカワイイ一面を見せる場面も。強くて可愛い妹も現代で活躍して欲しい。私もお酒が強いと感心されたら「他のことにも感心して...」と言ってみよう。 …続きを読む
    きさらぎ
    2017年09月06日
    29人がナイス!しています

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著者紹介

赤川 次郎(あかがわ・じろう)

一九四八年、福岡県生まれ。七六年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。作品が映画・ドラマ化されるなど、続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ、「鼠」シリーズ他、『セーラー服と機関銃』『ふたり』など著書多数。二〇〇六年、第9回日本ミステリー文学大賞、一六年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。

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