太平記(六)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2005年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041753705
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太平記(六)

  • 著者 森村 誠一
  • デザイン 川上 成夫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2005年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041753705

森村文学の記念碑的な歴史大河小説・堂々の完結!!

楠木正成は勝ち目の無い戦いと知りながらも、天皇に殉じて、再び戦いにむかうが・・・。何度となく繰り広げられる壮絶な南北朝の戦いの中、英雄達は傷つき倒れていく!?。 楠木正成は勝ち目の無い戦いと知りながらも、天皇に殉じて、再び戦いにむかうが・・・。何度となく繰り広げられる壮絶な南北朝の戦いの中、英雄達は傷つき倒れていく!?。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「太平記(六)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 太平記は鎌倉幕府から室町幕府への移行期の権力闘争劇だ。学ぶべきことは「長期政権は必ず腐敗する」ということ。その後の豊臣政権も徳川幕府も明治政府も同じことを繰り返してきた。権力に群がる人たちが不正を働き 太平記は鎌倉幕府から室町幕府への移行期の権力闘争劇だ。学ぶべきことは「長期政権は必ず腐敗する」ということ。その後の豊臣政権も徳川幕府も明治政府も同じことを繰り返してきた。権力に群がる人たちが不正を働き派閥ができて、かつての仲間同士が争う。この構図は今も変わっていないな。吉川版と森村版を併読してみたが、それぞれに創作のオリジナル登場人物がいた。 …続きを読む
    ちゃま坊
    2020年06月25日
    16人がナイス!しています
  • 「朝敵を滅ぼし、天下の泰平を取り戻さずして世を去るのがただ一つの心残りである」(後醍醐天皇)……後醍醐崩御から観応の擾乱、尊氏の死まで。ぷはー、全6巻読み終わった。しかし、この太平記で描かれる事象がその 「朝敵を滅ぼし、天下の泰平を取り戻さずして世を去るのがただ一つの心残りである」(後醍醐天皇)……後醍醐崩御から観応の擾乱、尊氏の死まで。ぷはー、全6巻読み終わった。しかし、この太平記で描かれる事象がその後の日本史に与えた影響は計り知れない。下克上の素地を作ったこと、戦闘が個人戦から集団戦に変わったこと、そして朝廷には二度と政治は任せられないと見切ったこと。その元凶こそ後醍醐天皇。彼ほどの愚物は本朝でも稀で、彼のせいで明治まで天皇が軽んじられることとなる。最後に、この表紙デザインのシリーズは大好きだ。 …続きを読む
    うたまる
    2014年05月28日
    4人がナイス!しています
  • 1348(正平三)年-1358(正平十三)年 楠木正行、河内四条畷にて高師直に討たれるところから尊氏没まで。 後醍醐帝亡き後、神皇正統記の著者北畠親房が息子の遺志を継いで南朝を統率するが、謀略家であっても所詮公 1348(正平三)年-1358(正平十三)年 楠木正行、河内四条畷にて高師直に討たれるところから尊氏没まで。 後醍醐帝亡き後、神皇正統記の著者北畠親房が息子の遺志を継いで南朝を統率するが、謀略家であっても所詮公卿で戦術家ではなかった。5巻からそうだが、問題に対する公家の姿勢と愚かしさは、現代の日本の政治家に通じるものを感じる。内向きに言葉遊びをし合理的に問題の根本を見ようとしない。足利尊氏と直義兄弟、高師直達との確執の心理や力学変化の描写は見事でなるほどと納得。不明瞭だった足利幕府成立の理解が得られる …続きを読む
    アンゴ
    2014年03月30日
    4人がナイス!しています

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