チワワちゃん

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年03月04日
判型:
A5判
商品形態:
コミック
ページ数:
178
ISBN:
9784048536899

チワワちゃん

  • 著者 岡崎 京子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年03月04日
判型:
A5判
商品形態:
コミック
ページ数:
178
ISBN:
9784048536899

新装版で登場、岡崎京子・珠玉の短編集!!

突然、チワワちゃんが死んだ…。彼女にはたくさんの友達がいた…けど、本当は誰も彼女のことを何も知らなかったんだ……。 突然、チワワちゃんが死んだ…。彼女にはたくさんの友達がいた…けど、本当は誰も彼女のことを何も知らなかったんだ……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「チワワちゃん」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読友さんのオススメから。短編集。何処かへ行ってしまいたいのに、何処へも行けない、誰かになりたいのに、誰にもなれないーーそんな苦しさと切なさが作品全体に漂っているように感じました。特に表題作の「チワワち 読友さんのオススメから。短編集。何処かへ行ってしまいたいのに、何処へも行けない、誰かになりたいのに、誰にもなれないーーそんな苦しさと切なさが作品全体に漂っているように感じました。特に表題作の「チワワちゃん」がお気に入り。殺されてしまったチワワちゃん。友人達から語られる生前の彼女の姿はどれもバラバラで、うまく像が結べない。一体チワワちゃんとは何者だったのだろう。でも、他人から見たその人の「人物像」はそんなものなのかも知れない。誰かを完全に理解して知ることの限界を感じる。解り合えない悲しさだけが募る。 …続きを読む
    青蓮
    2017年03月22日
    90人がナイス!しています
  • フツーに生きて、フツーに死にたいだけなのに、どうしてこんなに怖いのだろう。屋上にのぼると普段目にすることのない景色がひろがって、そこから見える米粒のようなひとたちのことなど、米粒ほどもわかることはでき フツーに生きて、フツーに死にたいだけなのに、どうしてこんなに怖いのだろう。屋上にのぼると普段目にすることのない景色がひろがって、そこから見える米粒のようなひとたちのことなど、米粒ほどもわかることはできないのだと思う。きみのことわかるよと言うひとのことなんて、信用するどころかキョーフをおぼえる。毛布を何枚重ねても、とれない震えがある。無条件に、愛されるひとはいいなあ。もどる場所があるひとはいいなあ。ただここで、トーキョーのまんなかで、生きている。そのことすらあやふやで、排気ガスでくもったままの空を見上げた。 …続きを読む
    ちぇけら
    2021年01月17日
    19人がナイス!しています
  • #チワワちゃん #岡崎京子 映画化を目の前にどんな話なのか気になってKindleで購入、読了。 バブル絶世期のど真ん中の頃のお話だと思う。 私も高校生の頃、こんな女だった。 面白い話なんだけど、こういう角度から見 #チワワちゃん #岡崎京子 映画化を目の前にどんな話なのか気になってKindleで購入、読了。 バブル絶世期のど真ん中の頃のお話だと思う。 私も高校生の頃、こんな女だった。 面白い話なんだけど、こういう角度から見るとこうなるんだ。という新しい発見があるような話が多かった。話の一編づつは、きっと小説にしたら落ちもないしつまらない。でも行間というか、空間や余白、人物の表情が次へ、と駆り立てる何かがある。漫画というか、映像を見せられてる気分になる。 何で今、これを映画化するのか。 何となくわかる気がした。 …続きを読む
    さりぃ
    2019年01月24日
    14人がナイス!しています

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