蟻の時代 ウェルベル・コレクション II

蟻の時代 ウェルベル・コレクション II

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784042915027
label

蟻の時代 ウェルベル・コレクション II

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784042915027

密室殺人の謎を追う孤独な刑事と美しき女性記者が見た仰天の結末とは?!

化学者ばかりが狙われる謎の連続密室殺人事件が発生。恐怖に歪む死体の表情は事件のむごたらしさを伝えていた。一方森の奥のアリの帝国では十字軍が組織されていた。生態系の最大の敵、人間を絶滅させるために――。 化学者ばかりが狙われる謎の連続密室殺人事件が発生。恐怖に歪む死体の表情は事件のむごたらしさを伝えていた。一方森の奥のアリの帝国では十字軍が組織されていた。生態系の最大の敵、人間を絶滅させるために――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「蟻の時代 ウェルベル・コレクション II」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 前作のホラーテイストは影を潜め、活劇的なテンポの良さを感じる第2巻。とはいえ、蟻がカブトムシを飼い馴らし空を飛んだとしても、バグズライフのようなお伽噺を期待してはいけません。擬人化とは逆ベクトルの記述 前作のホラーテイストは影を潜め、活劇的なテンポの良さを感じる第2巻。とはいえ、蟻がカブトムシを飼い馴らし空を飛んだとしても、バグズライフのようなお伽噺を期待してはいけません。擬人化とは逆ベクトルの記述が続きます。それがこの本の面白さのキモ。ウェルベルは蟻と人類の「分かり合えなさ」の一線を決して譲りません。なのに登場人物と同様、蟻に共感してしまう不思議な読書体験。前作の方が面白いというのが正直な感想ですが一読の価値有りです。オリエンタリズムが時折顔を出すのも物語のテーマと合ってるというか、何というか。 …続きを読む
    黄色と橙
    2012年04月07日
    9人がナイス!しています
  • 103号の大冒険。女王シリ・プー・ニの出番が少なかったのが残念。そして、地下の人間達はどんどん変な方向に。ちょっとオカルト? マーキュリー・ミッションがずっと何のことだか分からなかったんだけど、そういう 103号の大冒険。女王シリ・プー・ニの出番が少なかったのが残念。そして、地下の人間達はどんどん変な方向に。ちょっとオカルト? マーキュリー・ミッションがずっと何のことだか分からなかったんだけど、そういうことか! しかし103号は、伝説のスーパー蟻かってほどの超人(蟻)っぷり。ラストの103号と、人間達との会話シーンはもっと読みたかったな。 …続きを読む
    マーンムート
    2012年01月01日
    9人がナイス!しています
  • 子供たち何してくれるんだ!と思った前巻に続き、おばさん何してくれるんだ!のこの巻。更に追い打ちをかけるアクシデントから、「メス!」えええー!と、怖いんだか、ほろりとするんだか、笑えるんだか、トコジラミ 子供たち何してくれるんだ!と思った前巻に続き、おばさん何してくれるんだ!のこの巻。更に追い打ちをかけるアクシデントから、「メス!」えええー!と、怖いんだか、ほろりとするんだか、笑えるんだか、トコジラミに一瞬気が遠くなった以外は驚くべき昆虫世界も楽しめ、新たな人間の不可解事件と交錯してどうしてくれようかともだえる面白さだった。3匹の蟻スパイで幕が開くマーキュリー・ミッションとは何なのか、再び両者で交信が深められた時、蟻は、人間は何を思うのか。103号の尽きない興味に表情をゆるめつつ、示される見解を笑えない。 …続きを読む
    きりぱい
    2010年08月10日
    8人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品