悪魔とプリン嬢

悪魔とプリン嬢

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年09月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048972024

悪魔とプリン嬢

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年09月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048972024

善良な村を訪れた旅人は、実は悪魔だった--!?

山間の平和な村を、金塊を背負った旅人が訪れる。村で殺人が起きれば、金塊を村に提供しようという旅人の提案に、村人達の欲望が喚起され--。異常なまでの緊張感で、人間の根元的な問題に迫る衝撃作! 山間の平和な村を、金塊を背負った旅人が訪れる。村で殺人が起きれば、金塊を村に提供しようという旅人の提案に、村人達の欲望が喚起され--。異常なまでの緊張感で、人間の根元的な問題に迫る衝撃作!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「悪魔とプリン嬢」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • はしがきに、本作は「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」と「ベロニカは死ぬことにした」に続く三部作の完結と記されていたので、やらかしてしまったかと思ったが、独立した話なので前2作を未読でも問題無いと分かっ はしがきに、本作は「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」と「ベロニカは死ぬことにした」に続く三部作の完結と記されていたので、やらかしてしまったかと思ったが、独立した話なので前2作を未読でも問題無いと分かって安心して読み始めた。「善と悪」という重いテーマだが、プリン嬢は悪魔の持ちかけた話に乗るのかどうかという結論が知りたくてどんどん読み進めた感じ。人間には善悪両面が備わっているした逸話の中で、レオナルド・ダ・ビンチの話が面白かった。 …続きを読む
    tosca
    2022年07月26日
    27人がナイス!しています
  • 性善説と性悪説。人間の本質が予めどちらかに決まっているのなら、生きることと他者と交わることが今と比べてどれほど楽になるだろうか。全ての人は悩み苦しみ誘惑に翻弄されて善と悪との間を揺蕩う。そうした在り方 性善説と性悪説。人間の本質が予めどちらかに決まっているのなら、生きることと他者と交わることが今と比べてどれほど楽になるだろうか。全ての人は悩み苦しみ誘惑に翻弄されて善と悪との間を揺蕩う。そうした在り方の内に自分自身も置かれていると自覚し、なるべくなるべく悪に陥らないように、ギリギリのところで踏み留まるための自分だけの護符のような大切な何かを心の奥底に常に抱いておきたいなと思う。寓話的な物語を読み進める内に押しつけがましくなく気づきを与えてくれる。久々に読みましたが善側に自分を保っていたいなと感じる。 …続きを読む
    テツ
    2021年09月01日
    16人がナイス!しています
  • 「人生を変えるには1週間あれば足りる」シリーズの3作目。異邦人からプリン嬢が打ち明けられる。「村人全員が一生働かなくてすむだけ地金を埋める。村人の誰かが1人が殺されたら、村人にこれを与える」悪霊の囁きと 「人生を変えるには1週間あれば足りる」シリーズの3作目。異邦人からプリン嬢が打ち明けられる。「村人全員が一生働かなくてすむだけ地金を埋める。村人の誰かが1人が殺されたら、村人にこれを与える」悪霊の囁きと知りつつ、異邦人の話を村人を告げなければ、異邦人が他の村人に打ち明け、自分が殺される1人になる可能性が高いことでプリン嬢は葛藤する。この話を打ち明けられた村人もそれぞれが心を乱すことになる。人間は善か悪か?何度読んでも新しい発見がありそうな良書 …続きを読む
    そんれい
    2023年03月13日
    8人がナイス!しています

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