伝説と俗信の世界 口承文芸の研究II

伝説と俗信の世界 口承文芸の研究II

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年08月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784043649020
label

伝説と俗信の世界 口承文芸の研究II

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年08月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784043649020

伝説や昔話などの「語り」の文化を探る

朝の蜘蛛は殺さず、夜の蜘蛛は殺せ。箒はまたぐな…。地域社会の繋がりが薄れていく現在、昔話のような「語り」の文化が衰退している。失われゆく伝説・俗信の世界を丹念に掘り起こして、民俗学的視点で考察。 朝の蜘蛛は殺さず、夜の蜘蛛は殺せ。箒はまたぐな…。地域社会の繋がりが薄れていく現在、昔話のような「語り」の文化が衰退している。失われゆく伝説・俗信の世界を丹念に掘り起こして、民俗学的視点で考察。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「伝説と俗信の世界 口承文芸の研究II」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 口承文芸と俗信にフォーカスした論文を纏めた一冊。地域に伝わる禁忌・俗信と、その周辺にある伝説との相関を探り、構造とそれに至る思考を考察している。物語の構造、成り立ちについて興味がある方にオススメ。/埼 口承文芸と俗信にフォーカスした論文を纏めた一冊。地域に伝わる禁忌・俗信と、その周辺にある伝説との相関を探り、構造とそれに至る思考を考察している。物語の構造、成り立ちについて興味がある方にオススメ。/埼玉県比企郡を中心に伝わる坂上田村麻呂関連の伝説の成立についての考察が興味深かった。 …続きを読む
    F
    2012年02月19日
    23人がナイス!しています
  • 箒の民俗「「下座のほうから上座にむかって掃き始めない」(山古志村)、「ニワを掃ぐときは、入口のほうから掃いで来るもんでない」なども、出棺後の作法からきている…出棺のあと掃くのは、まさしく掃き出すことにほ 箒の民俗「「下座のほうから上座にむかって掃き始めない」(山古志村)、「ニワを掃ぐときは、入口のほうから掃いで来るもんでない」なども、出棺後の作法からきている…出棺のあと掃くのは、まさしく掃き出すことにほかならず、死霊が屋敷内にとどまらぬよう縁を切るための儀式である。秋田県山本郡で「葬式をしてすぐ掃き出さぬと霊がいつまでも家にいる」というのは、箒で掃き出す必要性を端的に物語っている。「出棺直後、メイケ(竹篭)を座敷の上やら外へ掃きき転がす」土地もある。竹篭は、死者の霊の逸脱を押え、魔除けの目的で伏せておく」 …続きを読む
    うえ
    2019年02月11日
    6人がナイス!しています
  • 全国各地に伝わる昔話から構造と形態を考察する内容。ところが初端から『たにし長者』の話で脳が理解を超えた……タニシ→田や水に棲む生物→その神性なのは理解できるのだけど、たにしが嫁取り!?たにしが!?と読みな 全国各地に伝わる昔話から構造と形態を考察する内容。ところが初端から『たにし長者』の話で脳が理解を超えた……タニシ→田や水に棲む生物→その神性なのは理解できるのだけど、たにしが嫁取り!?たにしが!?と読みながら軽くパニックになっていた……おかげで次の章の『俗信の世界』が読んでもすっぽ抜けてゆく……。というか、たにしの嫁取り……たにし……(遠い目) …続きを読む
    ankowakoshian11
    2022年11月22日
    2人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品