学校の怪談 口承文芸の研究I

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年07月24日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784043649013
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学校の怪談 口承文芸の研究I

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年07月24日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784043649013

なぜ学校は、怪談の場所とされるのか

トイレの花子さん、口さけ女、夜に鳴り出す音楽室のピアノ……。子ども達が語る恐怖のうわさ話は何を訴えかけているのか。フィールドワークと文献を駆使し、子ども達の精神構造を民俗学的に考察する。 トイレの花子さん、口さけ女、夜に鳴り出す音楽室のピアノ……。子ども達が語る恐怖のうわさ話は何を訴えかけているのか。フィールドワークと文献を駆使し、子ども達の精神構造を民俗学的に考察する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「学校の怪談 口承文芸の研究I」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 12年ぶりの再読、という事実に自分でもびっくり。すでにこの研究そのものが古典となりつつあるのだろう。いわゆる「学校の怪談」の研究は前半のみで、後半は伝統的な民俗学の色彩の濃い話題に切り替わる。疑問に思 12年ぶりの再読、という事実に自分でもびっくり。すでにこの研究そのものが古典となりつつあるのだろう。いわゆる「学校の怪談」の研究は前半のみで、後半は伝統的な民俗学の色彩の濃い話題に切り替わる。疑問に思いながら読み進めると、まるで長い夢から覚めたように、最後にいきなり中学校の話題に変わる。なぜこの一冊をこんな構成に? と考えてみた。推測だが、学校の怪談もまた、伝統的な世間話と同じように、共同体の中の潤滑剤として、当事者のあいだに共有されることを存在意義としている、ということを説明するための構成なのだろう。 …続きを読む
    へくとぱすかる
    2025年05月28日
    38人がナイス!しています
  • 学校の怪談ってとても良い響きだと思う人はきっと沢山いるはず。トイレの非日常性という話はとてもしっくり今でも来るところが面白い。なぜか1番気に入ったのは最後のツッパリの話。 学校の怪談ってとても良い響きだと思う人はきっと沢山いるはず。トイレの非日常性という話はとてもしっくり今でも来るところが面白い。なぜか1番気に入ったのは最後のツッパリの話。
    ペペロニ
    2019年08月01日
    10人がナイス!しています
  • 1993年2月、ミネルヴァ書房より刊行された原著をまず読んだ 原著の第一部「世間話」を収めたのが本書(一部改訂、第二部「昔話」中の一篇が編入) 「学校の怪談」は第一章で、第二章「現代のハナシ」、第三章「笑 1993年2月、ミネルヴァ書房より刊行された原著をまず読んだ 原著の第一部「世間話」を収めたのが本書(一部改訂、第二部「昔話」中の一篇が編入) 「学校の怪談」は第一章で、第二章「現代のハナシ」、第三章「笑話と世間話の背景」とつづく 口承文芸ないしは民話の広い世界のなかで、昔話や伝説、俗信とは異なる範疇としての「世間話」のなかに、「学校の怪談」をおいて理解しようという構成 ※ 現代の怪談実話/実話怪談の盛り上がりが始まった冒頭時期に公刊された原著… もはや古典となった一冊を文庫で読めるのは実にありがたい …続きを読む
    mittsko
    2023年08月19日
    8人がナイス!しています

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