幻の女

1999年 第52回 日本推理作家協会賞

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
720
ISBN:
9784041911044
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1999年 第52回 日本推理作家協会賞

幻の女

  • 著者 香納 諒一
  • デザイン 芦澤 泰偉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
720
ISBN:
9784041911044

愛した女は誰だったのか。日本推理作家協会賞受賞作。

弁護士の栖本は五年ぶりにかつての恋人、瞭子に会い、未だに彼女を忘れられない自分を知る。ところがその翌朝、瞭子が刺殺されたという連絡を受け、彼女の本当の過去を追い始める。日本推理作家協会賞受賞作。 弁護士の栖本は五年ぶりにかつての恋人、瞭子に会い、未だに彼女を忘れられない自分を知る。ところがその翌朝、瞭子が刺殺されたという連絡を受け、彼女の本当の過去を追い始める。日本推理作家協会賞受賞作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「幻の女」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 5年前に去った女性が突然現れ、翌朝殺害される。しかも 別人だった…という設定はミステリの王道だが、著者の文章に込めた想いのようなものが 伝わってくる良質なミステリである(1999年このミス国内第6位) 5年前に去った女性が突然現れ、翌朝殺害される。しかも 別人だった…という設定はミステリの王道だが、著者の文章に込めた想いのようなものが 伝わってくる良質なミステリである(1999年このミス国内第6位)
    遥かなる想い
    2010年09月18日
    108人がナイス!しています
  • 日本推理作家協会賞受賞作。正統派ハードボイルド。突然再会した昔の女が謎のメッセージを残したまま殺されて調べたら戸籍が別人で幻の女に・・。さらに調べるとその裏にはお決まりのいろんな策略が・・。主人公が1人の女の 日本推理作家協会賞受賞作。正統派ハードボイルド。突然再会した昔の女が謎のメッセージを残したまま殺されて調べたら戸籍が別人で幻の女に・・。さらに調べるとその裏にはお決まりのいろんな策略が・・。主人公が1人の女のために仕事も投げ打って調査にあけくれる姿が女々しいという感想が多いけど男って女性より女々しいかもなあ?主人公は表の社会で力のある弁護士だけど裏の社会の力の前ではその力も限界が・・・。まざまざと法ではどうしようもできない裏の力ってやつを思い知らされる物語だな。 …続きを読む
    タックン
    2014年01月23日
    72人がナイス!しています
  • 再読。確かに長い。でも、その年の推理小説協会賞受賞作なので読み応え十分です。弁護士のが主役のハードボイルは珍しいし、法の番人の弁護士に真相を究明させることで、法による解決の難しさ・虚しさを示しているが 再読。確かに長い。でも、その年の推理小説協会賞受賞作なので読み応え十分です。弁護士のが主役のハードボイルは珍しいし、法の番人の弁護士に真相を究明させることで、法による解決の難しさ・虚しさを示しているが最後は法による解決を果たさせている。この小説はある意味、松本清張の砂の器みたいな1人の女性の大河小説みたいな感じになっている。男は女々しくて子供だし、女性は強かって改めて思った。登場する女性3人の健気さに共感を覚える。幻の女の人生に哀しさを覚え、最後の手紙に涙が止まらない。長いですがぜひ読んでみてください。 …続きを読む
    タックン
    2021年02月12日
    61人がナイス!しています

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