月の家族

月の家族

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784043667017
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月の家族

  • 著者 島尾 伸三
  • 装丁 平野 甲賀
  • デザイン 平野 甲賀
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784043667017

親の抑圧から逃れるように、モノたちと心を通わせた日々。珠玉のエッセイ

切手、昆虫マッチ箱、薬のチューブ……。大自然の残る昭和30年代の奄美で、親の抑圧から逃れ、モノたちと心を通わせたひとりの少年。衒いのない繊細な文章で綴った胸に沁み入る名エッセイ。 切手、昆虫マッチ箱、薬のチューブ……。大自然の残る昭和30年代の奄美で、親の抑圧から逃れ、モノたちと心を通わせたひとりの少年。衒いのない繊細な文章で綴った胸に沁み入る名エッセイ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「月の家族」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • とても不思議な、知らない島の知らない日本(?)の子供の頃の思い出。切手を集めたり、いたずらをしたり、汚い大人たちに辟易しながら自分も自分でということを棚に上げて過ごす作者。まぁ多かれ少なかれ子供ってそん とても不思議な、知らない島の知らない日本(?)の子供の頃の思い出。切手を集めたり、いたずらをしたり、汚い大人たちに辟易しながら自分も自分でということを棚に上げて過ごす作者。まぁ多かれ少なかれ子供ってそんなものか、いやウンコの件はさすがにと思いながら。オランダのリサイクルショップで拾った一冊、ここに完読。 …続きを読む
    Yonowaaru
    2024年07月14日
    2人がナイス!しています
  • 「いつごろから物を集める癖がついたのかを思い出そうと、不透明なまどろみの中に眠る記憶の沼に手を入れると、木の洗濯用の盥に入れられた玩具が見えてきました」.これ多分,文章上の表現ということじゃなくて,こ 「いつごろから物を集める癖がついたのかを思い出そうと、不透明なまどろみの中に眠る記憶の沼に手を入れると、木の洗濯用の盥に入れられた玩具が見えてきました」.これ多分,文章上の表現ということじゃなくて,この人にとって記憶はほんとうに沼のように自分の中に(あるいは存在に重なるように)あり,かき分けて探すような実体のあるもの,じゃないかと思ったりします.子ども時代を思い出して書いているようでいて,でも過去の自分と今の自分がふわふわと混じり合っていて(さらに奄美という要素が加わって),なんとも不思議な読感.好き. …続きを読む
    AR読書記録
    2013年06月28日
    1人がナイス!しています

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