万葉と海彼

万葉と海彼

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1990年04月09日
判型:
A5変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
360
ISBN:
9784048840743

万葉と海彼

  • 著者 中西 進
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1990年04月09日
判型:
A5変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
360
ISBN:
9784048840743

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「万葉と海彼」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 海彼とは、「海の彼方、外国」のこと。万葉集に与えた外国の影響、つまり著者の万葉集における海彼との比較文学論である。「日本書紀」を書いた官僚は、文章を書くという与えられた役割の中でおのが教養を武器として 海彼とは、「海の彼方、外国」のこと。万葉集に与えた外国の影響、つまり著者の万葉集における海彼との比較文学論である。「日本書紀」を書いた官僚は、文章を書くという与えられた役割の中でおのが教養を武器として明瞭に政治的発言をした。古典を引用する行為は、秘められた文脈を響かせるということ。家持は、現実における負を漢籍を引用し応用する行為の中で負を正に変えようとした。和歌世界における中国文化の摂取は、国家建設の為でなく生きる個人の魂の救済の為に有益だった。なるほどと頷くことばかり …続きを読む
    れいまん
    2022年01月28日
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