夜想曲

夜想曲

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年08月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048731751

夜想曲

  • 著者 依井 貴裕
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年08月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048731751

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「夜想曲」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★☆☆ とにかくまあ、ドがつくほど寡作な依井さんの傑作ミステリ。現時点でこの作品が最新作というのだから、寡作なのか創作意欲がなくなったのかどちらだろうと疑ってしまうほど。本作は内容としてはストレートな本 ★★★☆☆ とにかくまあ、ドがつくほど寡作な依井さんの傑作ミステリ。現時点でこの作品が最新作というのだから、寡作なのか創作意欲がなくなったのかどちらだろうと疑ってしまうほど。本作は内容としてはストレートな本格ミステリ。だがストーリーに関して言えば凡作。トリックに関して言えば傑作。そんな風な作品である。トリックだけ取り上げるとすごい作品だし、そもそもトリックの優れたミステリにストーリー性は必要かというのも人それぞれだろう。いずれにせよ、埋もれてしまうには勿体ない作品であることは確かだと思う。 …続きを読む
    そうたそ
    2016年05月26日
    36人がナイス!しています
  • 再読。真相覚えてる身で読むと、なんで初読では見破れなかった自分!と言わんばかりにヒントや妙な点が多い。大体ダミー解答と真の解答は別々のロジックになりやすい点を逆手に取り、まったく同じロジックで(個人的 再読。真相覚えてる身で読むと、なんで初読では見破れなかった自分!と言わんばかりにヒントや妙な点が多い。大体ダミー解答と真の解答は別々のロジックになりやすい点を逆手に取り、まったく同じロジックで(個人的に好きなロジックはどくだみ茶とプレート)ダミー犯人と真犯人を成立させた発想と、再読で改めて感じる作者のこだわりと労力よ・・・。 そして昔はこれだけ読んで最近まで他の作品読んでなかったけど、今回登場しなかった秀之や事件の際海外に行ってた理は大学卒業したのかな・・・(これがいまだに最新作だしなぁ)? …続きを読む
    雪紫
    2020年04月03日
    25人がナイス!しています
  • L:依井貴裕氏のラストの作品。記述トリック(確かに不自然でギクシャク感を感じる箇所が幾つかあった)は感心する部分はあって加点要素。されど(伏線は張ってあるとはいえ)多重人格、それも男と女が行き来する、と L:依井貴裕氏のラストの作品。記述トリック(確かに不自然でギクシャク感を感じる箇所が幾つかあった)は感心する部分はあって加点要素。されど(伏線は張ってあるとはいえ)多重人格、それも男と女が行き来する、という処理は夢遊病者を登場人物にするのと同様、どうにでも展開出来ちゃうのでここは大幅減点。土曜半ドンとか土曜18時以降ATM使えない、とか今とは違う環境がトリックを支えているのは納得してます。作者はさだまさしが好きで5作目は「療養所」のタイトルで準備中、との話を聞いたことがあるけど結局世に出ず仕舞で残念です。 …続きを読む
    カーゾン
    2024年02月17日
    11人がナイス!しています

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