ブラック・ティ-

ブラック・ティ-

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1995年03月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784048728348

ブラック・ティ-

  • 著者 山本 文緒
  • 装丁 平野 敬子
  • 装丁 服部 一成
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1995年03月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784048728348

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ブラック・ティ-」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 短編集。共通するテーマは「軽犯罪」! 著者あとがきで読むまで気づかなかった。(おまけに再読なのに…) 鮮やかな展開と人との関係性の妙、身近にいそうな人物造形など、犯罪の気配が霞む、犯罪が絡む作品だと気づか 短編集。共通するテーマは「軽犯罪」! 著者あとがきで読むまで気づかなかった。(おまけに再読なのに…) 鮮やかな展開と人との関係性の妙、身近にいそうな人物造形など、犯罪の気配が霞む、犯罪が絡む作品だと気づかせない巧さ。KindleUnlimited 文庫本で登録してるから、再読なんだけど、新鮮な気持ちで読めた。 …続きを読む
    kei302
    2022年03月10日
    68人がナイス!しています
  • 1995年発行。ショートショートが10編。あとがきで山本さんは小説家を目指した動機やこの作品が雑誌の初連載だったことを語っている。そこからの彼女は快進撃で読者の心を鷲掴みにしたのだと思うと感慨深い。そして逝 1995年発行。ショートショートが10編。あとがきで山本さんは小説家を目指した動機やこの作品が雑誌の初連載だったことを語っている。そこからの彼女は快進撃で読者の心を鷲掴みにしたのだと思うと感慨深い。そして逝ってしまった今、切なさしかない。電車に乗り続け盗みを働くことで生計を立てる女の話を皮切りに歪つな家族、カップルの恋愛事情が繰り広げられる。スマホもSNSもまだまだ出てこない世の中。何だか懐かしい思いで読み進める。ちょっとしたボタンの掛け違いやタイミングが生む不安や不幸を描くのが巧い。とても面白かった。 …続きを読む
    こみっくま🍏OTONA JAM’S
    2021年12月09日
    37人がナイス!しています
  • 山本文緒さん2作目。切り取ったような、鮮やかな場面を描いた短編集。『自転しながら〜』でも感じたけど、本当に場面を描く力が凄くて、ドラマを見ている感覚に陥る。あとがきを読んで、テーマが罪だとやっと理解し 山本文緒さん2作目。切り取ったような、鮮やかな場面を描いた短編集。『自転しながら〜』でも感じたけど、本当に場面を描く力が凄くて、ドラマを見ている感覚に陥る。あとがきを読んで、テーマが罪だとやっと理解した。〝罪〟というと、重罪を思い浮かべがちだけど、罪は日常に潜んでるんだと気付かせてくれる。短編集のどれもに、自分がなる可能性は低くないことに気付いて、ぞくりとした。罪は隣り合わせだということを、忘れないようにしたい。もっと色々読みたいと思わされる作家さんだ。 …続きを読む
    b☆h
    2022年03月17日
    32人がナイス!しています

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