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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年06月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041039892

なぎさ

  • 著者 山本 文緒
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2016年06月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041039892

人生の半ば、迷い抗う大人たちを描く、著者15年ぶりの長編小説!

故郷を飛び出し静かに暮らす同窓生夫婦。夫は毎日妻の弁当を食べ、出社せず釣り三昧。行動を共にする後輩は、勤め先がブラック企業だと気づいていた。家事だけが取り柄の妻は、妹に誘われカフェを始めるが。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

「なぎさ」とは、「あわい」の空間である。山本文緒は人と人の、人と場所のあわいを、精確に、的確に、描きだしている。
――榎本正樹さん(文芸評論家)

この繊細さ、あたたかさ——。生きにくい日々を何とか持ちこたえているすべての人に読んでほしい。
――梯久美子さん(ノンフィクション作家)

変わり続けるがために変われない人々。変わることへの絶望から、変わろうとする人々。スリリングな交錯が描かれたこの小説には、絶望を経て鍛えられた希望がある。
――斎藤環さん(精神科医・評論家)

悲しみや怒りは尽きないけれど、向き合うことで、生傷さえも絆に変えることができると知った。
――島本理生さん(作家)

この小説は、私たち読者を取り巻く家族や悩みのすべてと誠実に共振する、眩しく、大きな祈り。
――辻村深月さん(作家)

メディアミックス情報

NEWS

「なぎさ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 久しぶりの山本文緒さんの作品でしたが、やっぱり文章が丁寧ですね。キレイとか読みやすいとはまたちょっと違い、とにかく一文字一文字、一文一文とても丁寧に書かれているなという感じです。作者さんとしてはしばら 久しぶりの山本文緒さんの作品でしたが、やっぱり文章が丁寧ですね。キレイとか読みやすいとはまたちょっと違い、とにかく一文字一文字、一文一文とても丁寧に書かれているなという感じです。作者さんとしてはしばらくぶりの長編ということで、長らくブランクがあったようですが、そのブランクの不安を見事に払拭したかのようなしっかりと落ち着いた作品でした。とある流れでカフェを営む姉妹の葛藤やブラック企業に勤め、その苦しみにココロを病んでいくサラリーマンのリアリティなど、決して他人事とは思えない描写がとてもココロに残りました。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2016年09月16日
    206人がナイス!しています
  • 久里浜で夫と暮らす専業主婦の冬乃は、転がり込んできた妹に誘われカフェの仕事を始めることに。一方、夫の会社の後輩川崎は、仕事にわだかまりを抱えながら心身共に疲弊してしまい…。すれ違いや孤独、自分の居場所 久里浜で夫と暮らす専業主婦の冬乃は、転がり込んできた妹に誘われカフェの仕事を始めることに。一方、夫の会社の後輩川崎は、仕事にわだかまりを抱えながら心身共に疲弊してしまい…。すれ違いや孤独、自分の居場所、親との確執。失うものに怯え、葛藤する姿は痛々しくもリアルで、次第に周囲の人々との交流を通し変化していく様子が丁寧に綴られています。相手を思い遣るあたたかさ、家族や自分と向き合う強さ、新たな人生。手を差し伸べてくれる人物の言葉に心がじんわりと。寄せては返すさざ波の音が優しく響くような、そっと力をくれる物語。 …続きを読む
    アン
    2021年07月01日
    110人がナイス!しています
  • 2016年​474冊め。何がどう問題だと言い切れない社会生活の中で積もる澱。やがて心身と生活を蝕むにあたって「いつからこうなったんだっけ」と思うようになる、その描写に現実味があったと思う。流行のカフェ 2016年​474冊め。何がどう問題だと言い切れない社会生活の中で積もる澱。やがて心身と生活を蝕むにあたって「いつからこうなったんだっけ」と思うようになる、その描写に現実味があったと思う。流行のカフェを姉妹で開いた結果がこうなるとは予想外だったし、モリのバックグラウンドや何かあったことを匂わされる両親のことはもっと深く書かれると思っていただけれど、読み終わってみるとこれくらいが「必要十分」だったと思わされた。 …続きを読む
    扉のこちら側
    2016年06月26日
    103人がナイス!しています

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読者モニターレビュー

今いる場所がわからなくても、私たちは生きて行かなきゃならない。主人公と自分がオーバーラップして仕方なかった。(peteruさん)

最後のページを閉じた時、自然と涙があふれていた。弱った心にそっと寄り添う、優しい作品だと感じました。 私にとっての心の処方箋です。(レイチンさん)

妹がいる立場なので、主人公の気持ちがわかり、胸が詰まる思いでした。(えりんこさん)

著者紹介

山本 文緒(やまもと ふみお)

1962年11月13日横浜市生まれ。神奈川大学卒業後、会社員生活を経て作家に。99年『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞、2001年『プラナリア』で第124回直木賞受賞。小説に『ブルーもしくはブルー』『群青の夜の羽毛布』『ファースト・プライオリティー』『アカペラ』。エッセイに『かなえられない恋のために』。本作は中編小説集『アカペラ』以来5年ぶりの新刊、『恋愛中毒』以来15年ぶりの長編小説である。

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