兎の眼

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年03月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043520015

兎の眼

  • 著者 灰谷 健次郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年03月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043520015
新卒の教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校で一言も口をきかない一年生の鉄三。心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だが、周囲とのふれ合いの中で次第に彼の豊かな可能性を見出していく。 新卒の教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校で一言も口をきかない一年生の鉄三。心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だが、周囲とのふれ合いの中で次第に彼の豊かな可能性を見出していく。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「兎の眼」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「人間は抵抗、つまりレジスタンスが大切ですよ、みなさん。人間が美しくあるために、抵抗の精神を忘れてはなりません。」主人公・小谷芙美先生の恩師の言葉が印象的だ。人が美しく生きるための抵抗、そのことを日々 「人間は抵抗、つまりレジスタンスが大切ですよ、みなさん。人間が美しくあるために、抵抗の精神を忘れてはなりません。」主人公・小谷芙美先生の恩師の言葉が印象的だ。人が美しく生きるための抵抗、そのことを日々の学習で、指導で、態度で、そして心で示していく教師達、大人達。自分の誇りを貫く信念がなければ人を変えることはできない。子どもが変われば親も変わる。親が変われば地域が変わる。他人を認め、個性を尊重し、皆が一緒に暮らすための抵抗、そして皆で大八車を引いてゆくエピローグへ。愛情と忍耐とそして、人と人が想い合う物語。 …続きを読む
    風眠
    2013年03月01日
    261人がナイス!しています
  • 処理場があり,その側に現業員の住む住宅がある。処理場のある小学校に勤務になった小谷芙美。ハエをそだてる生徒、鉄三。鉄三の保護者である祖父のバクじいさん。型破りの先生足立。役者が揃っている。解説は最初の 処理場があり,その側に現業員の住む住宅がある。処理場のある小学校に勤務になった小谷芙美。ハエをそだてる生徒、鉄三。鉄三の保護者である祖父のバクじいさん。型破りの先生足立。役者が揃っている。解説は最初の理論者版の編集者だった小宮山量平。理論社版のあとがき,新潮文庫解説の今絵祥智の文章を引用。第一次世界大戦、第二次世界大戦と,志賀直哉、横光利一、小林多喜二について論じ、その先に灰谷健次郎を位置づける。壮大な展開に驚く。生活と教育と人間らしさについて再考。発見角川 …続きを読む
    kaizen@名古屋de朝活読書会
    2013年08月20日
    225人がナイス!しています
  • 大学出の新任教師の視点で描かれる小学生との心のふれ合い。特に存在感があるのは足立先生とバクじいさんで、生徒たちや孫に温かい愛情を示す二人の悲痛な過去は現在が犠牲の上に成り立っている事実を訴えかけてくる 大学出の新任教師の視点で描かれる小学生との心のふれ合い。特に存在感があるのは足立先生とバクじいさんで、生徒たちや孫に温かい愛情を示す二人の悲痛な過去は現在が犠牲の上に成り立っている事実を訴えかけてくる。問題児やちえおくれの子たちに対する優しい配慮もこのテーマと密接に繋がっている。「心に悩みを持っているのが人間であるとするならば、われわれとてまた同じ障害者です」—ゴミはメタファーの要。迷惑は誰もが排出するしとばっちりを受ける、事故を恐れてばかりいては何も出来ない。本書は現代が忘れつつある不器用で美しい歌だ。 …続きを読む
    のっち♬
    2021年11月12日
    204人がナイス!しています

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