悪魔の収穫祭  (下)

悪魔の収穫祭  (下)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1986年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784042603023
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悪魔の収穫祭  (下)

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1986年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784042603023

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「悪魔の収穫祭  (下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【上】のゆるやかな流れから一転して収穫祭に向けてどんどんスピード感が増していくのは何ともホラーらしい。これまでは「不気味」として片付いていた村や村人だったが、ここへ来てとうとう本性を現していく。それで 【上】のゆるやかな流れから一転して収穫祭に向けてどんどんスピード感が増していくのは何ともホラーらしい。これまでは「不気味」として片付いていた村や村人だったが、ここへ来てとうとう本性を現していく。それでもネッド自身が「君子危うきに近寄らず」の姿勢を貫いていたら、と思うとわざわざ虎穴に入っていったネッドに危機意識が全くなかったのが悔やまれる。裏表紙で言われているほどの「エロス」はなかったと思うが、王道を行くホラーとしてそれなりに楽しめた。 …続きを読む
    しょう
    2022年11月02日
    50人がナイス!しています
  •  周知のようにニホンの近代文学は、いわゆる共同体の桎梏に疲弊し、嫌悪し、逃亡して個の自由を謳いあげるもの。その過程では禁忌を踏みにじることも欠かせない。もちろんそれはニホンにかぎったことではなく、近代  周知のようにニホンの近代文学は、いわゆる共同体の桎梏に疲弊し、嫌悪し、逃亡して個の自由を謳いあげるもの。その過程では禁忌を踏みにじることも欠かせない。もちろんそれはニホンにかぎったことではなく、近代世界に共通するものだともいえる。  ところが今では都市文明に飽き、土に帰ろうというのでUターンを目指すひとたちもいる。新参者が田舎の社会に馴れ親しむのは容易ではない。しかしそれも世界の各地でみられることで、とくに目新しくもない。 …続きを読む
    sabosashi
    2023年02月23日
    9人がナイス!しています
  • 三津田信三が「偏愛ミステリ」としてあげてた作品。ならば読まねば!と上下巻一気読み。・・というか、上巻は何も起こらない・・村の掟と暮らしを淡々と描いて、収穫祭にむけてじりじり進む。そして収穫祭の日、すべ 三津田信三が「偏愛ミステリ」としてあげてた作品。ならば読まねば!と上下巻一気読み。・・というか、上巻は何も起こらない・・村の掟と暮らしを淡々と描いて、収穫祭にむけてじりじり進む。そして収穫祭の日、すべてが明らかになるクライマックス!これぞ王道ゴシックホラー。今のジェットコースター的ホラーとは違う面白さ。女は適応し、男は抗う、その結末は・・後日譚も怖い‥。 …続きを読む
    N.蘭子
    2018年12月29日
    2人がナイス!しています

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