邪宗門の惨劇

邪宗門の惨劇

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1993年12月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041789087
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邪宗門の惨劇

  • 著者 吉村 達也
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1993年12月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041789087

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「邪宗門の惨劇」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 遠い日の学生時代、吉村達也を暇つぶしに(失礼)よく読んでいたので、(これも読んだことあったっけ?)と思いながら手にした。読み進める内に、既視感が…。でも、ラストを全く覚えていなかったので、(初めて読ん 遠い日の学生時代、吉村達也を暇つぶしに(失礼)よく読んでいたので、(これも読んだことあったっけ?)と思いながら手にした。読み進める内に、既視感が…。でも、ラストを全く覚えていなかったので、(初めて読んだのかな?)と。ところが、ラスト近く、朝比奈たちが洋館に閉じ込められた理由と真犯人を思い出し、(あ、やっぱり再読だった)と確認。中学3年生の時のクラスメート3人が、死んだはずの同級生から手紙を受け取り、指定された場所へ行くと…。北原白秋の詩や同様を織り交ぜたクローズド・ミステリ。 …続きを読む
    とろこ
    2020年07月30日
    47人がナイス!しています
  • 東京渋谷区の松濤にある洋館で、中学校の同級生3人が監禁されて殺人事件に遭遇。蠟燭が消えると暗闇に包まれ、都会のど真ん中でありながら外部と連絡が取れないという「嵐の山荘」パターンに加え、北原白秋の詩『金 東京渋谷区の松濤にある洋館で、中学校の同級生3人が監禁されて殺人事件に遭遇。蠟燭が消えると暗闇に包まれ、都会のど真ん中でありながら外部と連絡が取れないという「嵐の山荘」パターンに加え、北原白秋の詩『金魚』をモチーフにした見立て殺人と、サスペンスを盛り上げる舞台装置は十分。「母さん、母さん、どこへ行た。紅い金魚と遊びませう。母さん、帰らぬ、さびしいな。金魚を一匹突き殺す。まだまだ帰らぬ、くやしいな。金魚を二匹絞め殺す。…」この不気味な詩を引用する必然性に欠けるのが少々残念ですが、大変勉強になりました。 …続きを読む
    ばりぼー
    2017年07月01日
    43人がナイス!しています
  • 吉村達也は初読。閉ざされた洋館の設定はよくあるが、見取り図がないのが新しい。しかも暗闇の中。三人の男女がいかに脱出するのかと思ったら、姿は見せないが犯人が出てくる。中学生のいじめが原因の復讐劇。結末は 吉村達也は初読。閉ざされた洋館の設定はよくあるが、見取り図がないのが新しい。しかも暗闇の中。三人の男女がいかに脱出するのかと思ったら、姿は見せないが犯人が出てくる。中学生のいじめが原因の復讐劇。結末は意外に題名の惨劇でもなく、悲惨ではなかった。それにしても、北原白秋の詩は怖い。 …続きを読む
    はかり
    2018年04月29日
    12人がナイス!しています

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