転校生

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1993年07月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041711033
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転校生

  • 著者 森 真沙子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1993年07月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041711033

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「転校生」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 背中合わせでそこに存在していれば、決して見ることができない裏表。しかし、重なり合っていた背中がほんの一瞬でも離れたら…今まで知ることのできなかったもう一つの存在を認めることができるかも知れない。確認す 背中合わせでそこに存在していれば、決して見ることができない裏表。しかし、重なり合っていた背中がほんの一瞬でも離れたら…今まで知ることのできなかったもう一つの存在を認めることができるかも知れない。確認するまでそれは事実存在しているのか分からないのだから。不気味さに恐怖を誘う、学校と転校生。それらの背後に蠢いていたモノとは一体何か。理化室・美術室・音楽室・図書室・寄宿舎の五つの場所から沸き立つ五つの恐怖。わからないから怖い…わかっても怖い…学園ホラー。転校生が体験した、日常の中に紛れ込んできた不思議を堪能。 …続きを読む
    えみ
    2022年09月08日
    62人がナイス!しています
  • 学校を舞台に転校生の少女に訪れる摩訶不思議な出来事。ド直球のホラーという感じではなく、どちらかと言うと幻想的な雰囲気を漂わせている。主人公の有本が不思議な空間に迷い込んだのか、有本自身がとにかく怪奇現 学校を舞台に転校生の少女に訪れる摩訶不思議な出来事。ド直球のホラーという感じではなく、どちらかと言うと幻想的な雰囲気を漂わせている。主人公の有本が不思議な空間に迷い込んだのか、有本自身がとにかく怪奇現象を引きつける体質なのかは分かりかねるが、それぞれの短編もとにかく不思議だ。ホラーというにはキャラクターやら文体やらがあまりにもお上品なのが気になったが、それもそれで雰囲気があって良いのかもしれない。短編ごとの有本が本当に同一人物なのかという疑義も含めて物語世界を堪能した。 …続きを読む
    しょう
    2023年08月25日
    45人がナイス!しています
  • たおやかで耽美な森真沙子さんの美少女転校生系の学園ホラー短編集。どうしても恩田陸さんの『六番目の小夜子』を思い出しちゃいますが~あんま怖くなくって残念っす~。最初の理科室の謎の伝言ダイヤル(20年前の たおやかで耽美な森真沙子さんの美少女転校生系の学園ホラー短編集。どうしても恩田陸さんの『六番目の小夜子』を思い出しちゃいますが~あんま怖くなくって残念っす~。最初の理科室の謎の伝言ダイヤル(20年前の作品なんでちょい古臭い…)がピリっと怖くてよかったなぁ~鎌倉の屏風絵の一編もまた良し!でも恐怖よりも眠気が深まる作品ですね~ …続きを読む
    ちばと~る
    2012年03月15日
    15人がナイス!しています

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