• ☆4.5 これまた若竹七海氏の作品内に出ていたもの。「ズベ公」「ビート族」「裕次郎ふう」といったワードに時代を感じるわね。主人公の度を越した女癖の悪さもわりとすぐ気にならなくなるくらい主題の密度が濃かった ☆4.5 これまた若竹七海氏の作品内に出ていたもの。「ズベ公」「ビート族」「裕次郎ふう」といったワードに時代を感じるわね。主人公の度を越した女癖の悪さもわりとすぐ気にならなくなるくらい主題の密度が濃かった。誰が犯人？　目的は？　登場人物たちの因果関係は？　とあらゆることが気になって夢中で読んだ。タイトルは医療器具と女とをかけてるのかな。直木賞受賞だそうよ。 …続きを読む
  たぬ

  2021年05月18日
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• 1960年直木賞。黒岩重吾さんは、飛鳥時代の歴史小説を読んだことあったけれど、これは全く違うテイストの医療ミステリー。勤務時間中に酒を飲むは、病院抜けて連れ込み旅館で看護婦抱くわ、患者そっちのけで病院の祝 1960年直木賞。黒岩重吾さんは、飛鳥時代の歴史小説を読んだことあったけれど、これは全く違うテイストの医療ミステリー。勤務時間中に酒を飲むは、病院抜けて連れ込み旅館で看護婦抱くわ、患者そっちのけで病院の祝賀パーティ開催してまた酒を飲むわで、昭和30年代の病院ってこんないい加減だったんだろうか。最後の幕切れがあっけなかったというか、そっち方向で片付けちゃうんかいというのが若干の不満が残るが、権力との対決・対立・プライドの衝突など、今でもありそうな問題で、古いながらも理解しやすい内容だった。 …続きを読む
  NORI

  2025年09月07日
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• 図書館で時折、初めての著者や作品をガチャ的に借りる事があるのだが、本作はタイトルだけで借りた。読んでビックリ、医療系である事はタイトルで想像出来たが、ミステリーであり、まさかのラストまで一気読みでした 図書館で時折、初めての著者や作品をガチャ的に借りる事があるのだが、本作はタイトルだけで借りた。読んでビックリ、医療系である事はタイトルで想像出来たが、ミステリーであり、まさかのラストまで一気読みでした。こういう事があるから、読書は面白い。 …続きを読む
  たつや

  2025年08月17日
  10人がナイス！しています

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