「ひとつ火の粉の雪の中」感想・レビュー
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鬼斬りの鳳は稲妻によって焼き払われた焦土の中心で5、6歳の少女が一人で泣いているのを見つけた。その少女の名は夜闇。終りの見えない二人の旅が今始まった・・。第3回ファンタジア長編小説大賞準入選作品。著者 …続きを読む2013年01月23日39人がナイス!しています
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人を食らう鬼、それを斬る鬼斬り、そして暗躍する神。全ての存在の境界が揺らぐことで、誰もが苦しむ苦痛多き世界。 戦記、伝奇ものらしさを携えながら、設定をぼやけさせ散文詩のような語りが印象的。 夢魔のように …続きを読む2021年08月08日12人がナイス!しています
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文章が独特で、荒廃した世界観がよく表現されている。鳳がどんどん人間くさくなっていくに比例して、夜闇はどんどん本来の姿を取り戻していく。必死で、ボロボロになって、生き様を証を示そうとしている様は心を動か …続きを読む2015年03月09日11人がナイス!しています