ひとつ火の粉の雪の中

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1992年08月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784829124536
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ひとつ火の粉の雪の中

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1992年08月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784829124536

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ひとつ火の粉の雪の中」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 鬼斬りの鳳は稲妻によって焼き払われた焦土の中心で5、6歳の少女が一人で泣いているのを見つけた。その少女の名は夜闇。終りの見えない二人の旅が今始まった・・。第3回ファンタジア長編小説大賞準入選作品。著者 鬼斬りの鳳は稲妻によって焼き払われた焦土の中心で5、6歳の少女が一人で泣いているのを見つけた。その少女の名は夜闇。終りの見えない二人の旅が今始まった・・。第3回ファンタジア長編小説大賞準入選作品。著者のデビュー作です。荒削りなところがありましたが、物語の雰囲気は好きです。全てを理解できたとは思いませんが、分からないなりにも最後まで読みとおすことができたのは、著者の力量と言えるかもしれませんね。他の著書も読んでみたいです。★★★ …続きを読む
    うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
    2013年01月23日
    39人がナイス!しています
  • 人を食らう鬼、それを斬る鬼斬り、そして暗躍する神。全ての存在の境界が揺らぐことで、誰もが苦しむ苦痛多き世界。 戦記、伝奇ものらしさを携えながら、設定をぼやけさせ散文詩のような語りが印象的。 夢魔のように 人を食らう鬼、それを斬る鬼斬り、そして暗躍する神。全ての存在の境界が揺らぐことで、誰もが苦しむ苦痛多き世界。 戦記、伝奇ものらしさを携えながら、設定をぼやけさせ散文詩のような語りが印象的。 夢魔のように闘いに疲れ、十六夜のように理不尽に命を奪われ、天者地者のように支配への恐怖に取り憑かれても、世界は続いている。 今作で夜闇の無邪気さは清涼剤だけれど、それすら削れられていくのをぶち込んでくるのは凄まじい。 定めばかりの世界でも命があれば生きていける。海も空もその象徴だ。命は寂しくどこまでも在る。 …続きを読む
    のれん
    2021年08月08日
    12人がナイス!しています
  • 文章が独特で、荒廃した世界観がよく表現されている。鳳がどんどん人間くさくなっていくに比例して、夜闇はどんどん本来の姿を取り戻していく。必死で、ボロボロになって、生き様を証を示そうとしている様は心を動か 文章が独特で、荒廃した世界観がよく表現されている。鳳がどんどん人間くさくなっていくに比例して、夜闇はどんどん本来の姿を取り戻していく。必死で、ボロボロになって、生き様を証を示そうとしている様は心を動かした。決着がつく時間の長さに驚き。良かった。 …続きを読む
    燈真
    2015年03月09日
    11人がナイス!しています

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