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掲載開始日 2022年07月28日

テレビドラマ〈教場〉シリーズ著者・長岡弘樹の長編医療ミステリ『殺人者の白い檻』刊行

父母を殺した死刑囚、あなたならその命――救えますか?

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、長岡弘樹(ながおか・ひろき)氏の最新単行本『殺人者の白い檻』を2022年7月29日(金)に刊行いたしました。




長岡弘樹氏は2005年のデビュー以降、現代社会の襞に切り込むミステリ作品を多数刊行。特に警察学校を舞台にした〈教場〉シリーズは「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門1位、「本屋大賞」6位と大きくヒットし、フジテレビで2度テレビドラマ化されました。今回の長編『殺人者の白い檻』は、両親を殺害して死刑判決を受けた男と、脳外科医と看護師の兄妹が対峙する医療ミステリです。死刑の意義、犯罪更生の理非、医師の倫理、それぞれの命題を通して生命の「軽重」の問いを突きつける本作にご注目ください。

★作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322111000526/




〈教場〉シリーズ著者・長岡弘樹の最新作 長編医療ミステリ『殺人者の白い檻』について



急患は、無実を叫ぶ死刑囚――『教場』の著者が挑む長編医療ミステリ


刑務所にほど近い総合病院に勤務する尾木敦也は、優秀な脳外科医だった。しかし、六年前に実家へ押し入った強盗に襲われて父と母を亡くして以来、深刻なスランプに陥っていた。捨て鉢な日々を過ごす中、院長命令で緊急搬送されてきた死刑囚の開頭手術をしぶしぶ引き受けた敦也。術後、命を救った患者が両親を殺害した定永宗吾であったことを知る……。そして定永は、死刑判決後も、自身の犯行を一貫して否認していた。敦也と妹の看護師長・菜々穂は、リハビリを通して定永という人間と六年前の事件に、改めて向き合うことになるのだが……。

医師とは、刑罰とは。――そして真実は?




【書誌情報】
作品名:殺人者の白い檻
著者名:長岡弘樹
発売日:2022年7月29日(金)※電子版同日配信
定価:1,870円(本体1,700円+税)
頁数:256頁
カバー装画:荻原美里
装丁:世古口敦志(coil)
体裁:四六判上製 単行本
ISBN:9784041123591
発行:株式会社KADOKAWA
初出:小説野性時代2020年2月号~10月号
★作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322111000526/



著者について



長岡弘樹(ながおか・ひろき)
1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞し、05年に『陽だまりの偽り』でデビュー。08年『傍聞き』で第61回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門1位、「本屋大賞」6位となった。同作はフジテレビで2度、テレビドラマ化されて話題に。他の著書に『119』『夏の終わりの時間割』『巨鳥の影』などがある。



既刊情報『白衣の嘘』






その男、名医か、犯罪者か。6つの嘘を見破れるか!?

苦手な縫合の補習のため、シミュレーターに向かう内科医の副島。彼が担当した女性患者はある秘密を抱えていた(「最後の良薬」)。バレーボール日本代表の彩夏と、医者である姉の多佳子。二人は実家に向かう途中でトンネル崩落事故に巻き込まれてしまう。運転席に閉じ込められた妹に対して多佳子がとった意外な行動とは(「涙の成分比」)。医療の現場を舞台に描き出す、鮮やかな謎と予想外の結末。名手による傑作ミステリ集。

★作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321808000305/

【書誌情報】
作品名:白衣の嘘
著者:長岡弘樹
発売日:2019年1月24日 ※電子書籍も配信中!
定価:660円(本体600円+税)
頁数:272頁
体裁:文庫判
ISBN:9784041076521
発行:株式会社KADOKAWA