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掲載開始日 2021年10月22日

綾辻行人氏、有栖川有栖氏、辻村深月氏ら選考委員絶賛、第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作『虚魚(そらざかな)』10/22発売

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、 2021年10月22日(金)に、新名智(にいな・さとし)氏の小説『虚魚』を発売しました。






第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 選評より抜粋

巧みな文章。過不足のない描写。主人公を取り巻く人間関係の、べたべたしすぎない距離感も心地好い。ストーリーの組み立てにはミステリの手法も効果的に導入されている。一か所を深掘りしすぎずに話を前進させるテンポの良さが美点である一方、要所要所で「怖さ」のフックも効いている。この手の物語で最もむずかしい着地の形も非常にきれいで、ラストの何ページかで僕は感動すら覚えた。——総じて、実に見事な作品である。
――綾辻行人氏

怪談をモチーフにしたミステリであり、ミステリとして読める怪談にもなっている(中略)キャラクターの造形や無駄のないすっきりとした構成もよく、本賞はとてもいい魚を釣り上げた。
――有栖川有栖氏

著者の中にある「怪談を語る・追う」姿勢の誠実さと相当の覚悟を感じ、胸が熱くなった。(中略)怪談と怪異を巡る新たな小説の形が一緒に解き放たれた、と感じた。文句なしの大賞。
――辻村深月氏


書店から絶賛の声、続々到着!

「怪談とミステリーが融合した、怖いのに続きがよみたい底なしの沼にどっぷりはまってしまいます」
― 紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

「これは新しい怪談の誕生だ。ストーリーがどう進むのかハラハラドキドキしながら読む楽しさ。読むことを思う存分楽しませてもらった」
― 宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさん

「怖い話の苦手な私でも楽しめました。怖いけど止められない。怪談話の奇妙な一致…そして導かれる先に待つモノ。引かれた伏線も鮮やかで、怪談話の向こう側に魅せられた」
― 平和書店TSUTAYAアルプラザ城陽店 奥田真弓さん

「引き込まれて一気によみました。たった一言に集約された想いは胸熱で、ラストにスタオベ状態でした!未来あるミステリ怪談作品が描かれています」
― うさぎや矢板店 山田恵理子さん

「思わずもっと知りたくなるような“人を殺せる”怪談。呪いや都市伝説ってよく聞きますが、怪談を追うことのすごさも感じられてました。1冊の本の中にたくさんの物が詰め込まれていて、本当に読んだあと満足させて頂きました」
― コメリ書房鈴鹿店 森田洋子さん

「怪異の正体みたりと思ってすぐ現れた二転三転する衝撃。胸をえぐられるような哀しみの連鎖にやられた。思いもよらぬ真相が苦しすぎて悲しすぎて彼女たちに未来が明るいことを願わずにはいられない」
― ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん

「怖いのに覗いてみたい好奇心。嘘だと分かっていても信じてみたくなる。怪奇な話に人はつい釣られてその興奮をどこか楽しんでいる。2人の女性の悲しい過去が誰かに釣られリリースされる。衝撃のラストに慄く」
― あおい書店富士店 望月美保子さん

「信じていない派の私なのに、これはヤバいと目を塞ぎたくなった」
― あおい書店富士店 鈴木裕里さん

「ミステリでありホラー。“怪談”が一貫して物語の軸になっているが、クライマックスに向けて話がまとまっていく様はミステリそのもの。極上のホラー体験とミステリならではのスッキリ感の両方を経験しました」
― 三洋堂書店新開橋店 鈴木直基さん

「ホラーとしての怖さもしっかりあり、ミステリとしての謎解きとしても楽しめ、胸を締め付ける感動まで味わえるなんて、とても贅沢で至福な時間を過ごせる一冊です」
― くまざわ書店南松本店 立木さん

「描写が細かく、頭の中でリアルに再現され、恐さで途中手が止まりそうになりました。ただ“真相を知りたい”が勝り、一気読みしました」
― くまざわ書店新潟亀田店 今井美樹さん

「“呪い”=“救い”とも言えるような展開に興味深く読み進みました。人がなぜ怪談噺を求めるのかを理解できたような気にさせてくれるテンポ感でした」
― 明林堂書店南宮崎店 河野邦広さん

「 “ミステリーだから” “ホラーだから” とジャンルにとらわれて読まない人は損をしている。人が生きていく意味とは何か、というテーマを探っていく作品であり、人間関係の描き方などはライトであり、“今”の作家であることを意識させてくれます」
― HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎さん


作品紹介





【あらすじ】
私は探している。<人を殺せる>怪談を。
“体験した人が死ぬ怪談”を探す怪談師の三咲は、“呪いか祟りで死にたい”カナちゃんと暮らしている。幽霊や怪談、呪いや祟り、オカルトや超常現象。両親を事故で亡くした日から、三咲はそんなあやふやなものに頼って生きてきた。カナちゃんとふたりで本物の怪談を見つけ出し、その怪談で両親を事故死させた男を殺すことが、いまの三咲の目標だ。
ある日、「釣り上げた人が死んでしまう魚がいる」という噂を耳にした三咲は、その真偽を調べることにする。ある川の河口で似たような怪談がいくつも発生していることがわかり、ふたりはその発生源を求めて、怪異の川をたどっていく。“本物”の怪談に近づくうち、事情を抱えるふたりの関係にも変化がおとずれて――。



著者紹介





新名 智(にいな・さとし)
1992年生まれ。長野県上伊那郡辰野町出身、東京都あきる野市在住。
2021年、本作で第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<大賞>を受賞し、デビュー。



「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」概要


歴史ある「横溝正史ミステリ大賞」と「日本ホラー小説大賞」を2018年に統合した新たな文学新人賞。
エンタテインメント性にあふれた、新たなミステリ小説またはホラー小説を募集します。
・選考委員:綾辻行人、有栖川有栖、黒川博行、辻村深月、道尾秀介(敬称略・50音順)
・公式サイト:https://awards.kadobun.jp/



書誌情報

発売日:2021年10月22日(金)、電子書籍同日配信
定 価:1,815円(税込)
体 裁:四六判上製単行本
頁 数:288
ISBN:9784041118856

特設サイト:https://kadobun.jp/special/nakizakana/
作品詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322106000335/