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掲載開始日 2020年10月08日

わずか2ページであなたの心もわしづかみ!深緑野分『この本を盗む者は』10月8日発売!

話題沸騰!推薦コメント&感動・共感の声、続々!

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、深緑野分(ふかみどり のわき)さんの最新小説『この本を盗む者は』を10月8日(木)に発売しました。
著者より、直筆メッセージPOPが届きましたのでご紹介します!



「本の呪い」に呑み込まれていく街を救うため、主人公の深冬(みふゆ)と相棒の真白が書物の世界を駆け抜ける。私立探偵が拳銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など次々と物語世界へと誘う躍動感のある作中作は、ふたりと一緒に「物語の世界」に入り込んだかのような想像力をかきたてられます。
そして、思春期真っ只中の深冬が、「本の街」「本に囲まれた家」に生まれながらなぜ「本が嫌い」になってしまったのか、「街を救う」というミッションを得たことでどう変化していくのか。その成長過程も読みどころの一つです。

★特設サイト:https://kadobun.jp/special/konohon/
★試し読み:ゲーム好き、アニメ好きも必読!
著者・深緑野分、渾身の作中作、スチームパンクのパートを特別公開中!
https://kadobun.jp/trial/kononusu3/qzizpzpk4sg4.html


この秋話題になること間違いなしの一冊に、推薦文が続々到着! 

呪われて、読む。そして書く――私たちは!
――作家 森見登美彦さん

盗まれる本たちの魅力的なこと!
私もブックカースの世界に迷い込んでしまったような錯覚にくらくらした。
――作家 宮下奈都さん

想像力に底があり、その底が抜けることがあるということを、
久々に実感した。すごい本が出てしまったものだ!
――翻訳家 金原瑞人さん

『この本を盗む者は』は、わずか2頁で私の心を盗んでしまった。
時間にして5分足らずの早業だ。
――明林堂書店南佐賀店 本間 悠さん
(文芸WEBマガジン「カドブン」より)


現代版『はてしない物語』か『モモ』か――!                           深緑野分『この本を盗む者は』に、読者からの推薦コメント&感動・共感の声、続々!

文芸WEBマガジン「カドブン」では、一足先に感想を寄せて下さった読者の皆さんの声を公開中です。

物語の入れ子構造がおもしろい。毎回、深冬と真白と一緒にユニークな物語の中を旅したようになって、楽しかった。本を好きになった全ての人に読んで欲しい一冊。
(水ようかんさん 10代)

『モモ』のような時の移ろいと、『クレヨン王国』のように問題を解決して、壁を乗り越えることで、自分自身も成長できるストーリーが楽しかったです。
(bookmarkerさん 40代)

まるで、現代版『ネバーエンディングストーリー』を読んでいるような感じ! 本読みだったら、一度は憧れる「本の世界に入る事」を深冬と真白と一緒に体験しているよう。 気が付けば一気読みでした!
(たーちゃん 50代)

10代~60代までの幅広い世代の皆さんからいただいたコメントは、こちらからご覧いただけます。
https://kadobun.jp/feature/readings/1ru6pl42lwhw.html


『この本を盗む者は』について





「ああ、読まなければよかった!これだから本は嫌いなのに!」

【STORY】
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。
“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”
本の呪い(ブックカース)が発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は、私立探偵が拳銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。

「それは、深冬ちゃんが“今読むべき本に呼ばれた”んじゃないのかな」

【書誌情報】
書名:この本を盗む者は
著者:深緑野分
発売:2020年10月8日(木)※電子書籍同日配信
定価:本体1,500円+税
装丁:鈴木成一デザイン室
装画:宮崎ひかり
判型:四六判上製
頁数:344頁
ISBN:9784041092699
初出:「文芸カドカワ」2018年8月号~2019年6月号
発行:株式会社KADOKAWA

★情報ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/321912000257/

★本書の装画は、深緑作品としても初の試みとなるコンペで決定!
審査委員長でもある装丁家・鈴木成一さんがデザインを担当しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007367.000007006.html


著者について  深緑野分(ふかみどり のわき)





1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15年に刊行した長編小説『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、16年本屋大賞7位、第18回大藪春彦賞候補。18年刊行の『ベルリンは晴れているか』では第9回Twitter文学賞国内編第1位、19年本屋大賞第3位、第160回直木賞候補、第21回大藪春彦賞候補になる。