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掲載開始日 2019年10月31日

2019年大本命!稀代のストーリーテラー・須賀しのぶ最新作『荒城に白百合ありて』11月21日発売。プレゼントキャンペーンも実施!

美しき会津の少女と薩摩隼人の範たる青年。
災禍の下で出会った二人は、戦禍の中で再び巡り会う。
二人の望みはただひとつ。
この世界でともに生きられぬから、ともにここで死にたい。




株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、須賀しのぶ著『荒城に白百合ありて』(こうじょうにしらゆりありて/https://www.kadokawa.co.jp/product/321903000385/)を2019年11月21日(木)に発売いたします。

近年は近現代史をテーマにした大作を上梓し続けている、須賀氏。
2016年には『革命前夜』で大藪春彦賞を、2017年には『また、桜の国で』で高校生直木賞を受賞するなど業界で今もっとも注目を集める著者待望の新作の舞台は、ドイツ――ではなくなんと幕末! 
「完璧」な仮面を被り続ける会津の少女と彼女の本質を唯一見破った薩摩藩士の青年の、十年以上に渡る愛憎の軌跡を稀代のストーリーテラーと称される須賀氏が魂を込めて描いています。

また、本作の発売に先立ちまして、読書コミュニティサイト「読書メーター」にてプレゼントキャンペーンを実施いたします!2019年10月31日(木)12時~11月7日(木)12時のあいだにご応募いただいた方の中から10名様に『荒城に白百合ありて』をプレゼントいたします。
★応募の詳細はこちらから!
https://bookmeter.com/giftbooks/327

幕末版「ロミオとジュリエット」とも言える、重厚で泣ける悲恋にぜひともご注目ください。


『荒城に白百合ありて』について




薩摩藩士の岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ秀才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。そんな中、伊織は安政の大地震の際に江戸の町をひとりさまよい歩く、美しい少女を見つけた。あやかしのような彼女は聞いた。「世界は終わるの?」と。伊織は悟った。「彼女は自分と同じこの世に馴染めぬ生き物である」と。それが、伊織の運命を揺るがす青垣鏡子という女との出会いであった。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は着実に近づいていて――
激動の時代に出逢いし二人の、悲劇の幕が、いま開く。

◆書誌情報
【発売予定】2019年11月21日(木)★電子書籍同日配信予定
【定価】本体1,700円+税
【頁予定】368
【体裁】四六判上製
【装丁】高柳雅人
【装画】遠田志帆 
【ISBN】9784041084335
【発行】株式会社KADOKAWA
【初出】「文芸カドカワ」2018年12月号~2019年8月号「カドブンノベル」2019年9月号~10月号
★情報ページ https://www.kadokawa.co.jp/product/321903000385/


著者について




1972年、埼玉県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。1994年「惑星童話」でコバルト・ノベル大賞の読者大賞を受賞しデビュー。2010年、『神の棘』が各種ミステリーランキングで上位にランクインし、話題となる。2013年『芙蓉千里』(三部作)で第12回センス・オブ・ジェンダー賞大賞、2016年『革命前夜』で第18回大藪春彦賞、2017年『また、桜の国で』で第4回高校生直木賞を受賞。その他の著書に『紺碧の果てを見よ』『くれなゐの紐』『帝冠の恋』の他、野球を題材にした『ゲームセットにはまだ早い』『雲は湧き、光あふれて』『エースナンバー』『夏は終わらない』『夏の祈りは』『夏空白花』がある。