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掲載開始日 2017年09月25日

昭和の芸能界を駆け抜けた2人の男の師弟愛。小松政夫著『昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年』9月28日発売!

 株式会社KADOKAWAでは、日本を代表するコメディアン、役者、歌手である小松政夫の自伝『昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年』を、9月28日(木)に全国の書店およびインターネット書店にて発売いたします。テレビ黎明期の華やかな芸能界の話を交え、親父と呼んで仕えた植木等との43年間が綴られます。



 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)では、日本を代表するコメディアン、役者、歌手である小松政夫の自伝『昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年』を、9月28日(木)に全国の書店およびインターネット書店にて発売いたします。テレビ黎明期の華やかな芸能界の話を交え、親父と呼んで仕えた植木等との43年間が綴られます。なお、2017年は植木等の没後10年にあたり、テレビドラマなども放送されています。

【本書の内容】
 役者を志し19歳で上京した小松政夫は、22歳で植木等の運転手兼付き人となる。月収10万円(大卒初任給が2万円といわれた時代)を超える車のセールスマンから、月収7,000円の運転手兼付き人生活に。
 それでも師・植木等と過ごした3年10カ月は、小松政夫にとっては猛烈に楽しく、なにものにも替え難い実りの多い時間だった。
 今年75歳を迎えた小松政夫が、テレビ黎明期のきらびやかな芸能界の話を交えつつ、植木等との43年間の師弟関係を語りきる。
《公式HP》http://amwbooks.asciimw.jp/978-4-04-893350-6/


本書の概要
【書名】昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年
【著者】小松 政夫(こまつ まさお)
【仕様】B6判・並製 【ページ数】224ページ 【定価】本体1,400円+税
【ISBN】978-4-04-893350-6 【書店発売日】2017年9月28日(木)
【発行】株式会社KADOKAWA 【プロデュース】アスキー・メディアワークス


《本書「幕前の口上」より》
 東京近郊の緑に包まれた墓苑で植木等さんは、静かな眠りについています。この本をまとめたことを、ご報告にあがったとき、改めてその存在の大きさを思いました。
 若いころ、僕が運転手兼付き人として仕えたのが植木等です。この不世出の芸能人が存在しなければ、その後の日本芸能史はかなり変わったものになっていたはずです。
(中略)
 昭和の御代はますます遠くなりましたが、日本が輝いていたあのころのこと、そして日本中を魅了した植木等のことを、誰よりも近くにいた人間として、本の形にしておくことにしました。



■小松 政夫(こまつ まさお)プロフィール
 1942年1月10日生まれ。
 植木等の付き人を経て日本テレビ系列の『シャボン玉ホリデー』でデビュー。1960年代にはクレージーキャッツとの共演などで、テレビ歌謡バラエティ全盛期に活躍する。
 その後も伊東四朗との掛け合いによるコント系バラエティなどでコメディアンとしての一時代を築く。数多くのドラマや映画にも出演し、俳優としての才能も発揮。
 2011年6月20日、社団法人日本喜劇人協会10代目新会長に選出され、日本を代表する喜劇人としてテレビや舞台で活躍を続けている。

■目次
◆幕前の口上 昭和と同時に始まった人生
《一部 黄金時代》
◆1幕 宴会王とセールスマン
植木等の後光/豪邸暮らしから、どん底へ/半世紀前、花の東京で/職を転々/
モーレツ部長の熱烈スカウト/「のぼせもん」のセールスマン/横浜のビアホールの指定席/
テレビ黎明期/社会現象としての植木等/引っ張りだこの宴会部長/運命の三行広告
◆2幕 ボーヤと運転手
目の回る日々/一流のミュージシャンぞろい/クレージーな人気/オリンピックに潜り込む/
インドオオコウモリの鑑賞/『シャボン玉ホリデー』の舞台裏/『シャボン玉』のスタッフとメンバー/
ポーカーで13億8000万円負けた話/下戸の親父さんが注ぐ酒/門前のボーヤ、気を失う/
信号を無視/藤吉郎よりも/親父さんの靴をならす/子として叱られる
◆3幕 スタントマンと役者
僕の役者志望を知らなかった親父さん/雲上人たちのゴルフ場でのお披露目/
1杯のかけそばと天丼とかつ丼/出演が増える/「知らないっ、知らないっ、知らないっ」/
役がつく/すべってウケる/小松の名の由来/鶴田浩二さんの言葉/台本を奪い合う/
若手の悪乗り/赤フンドシ姿の子どもが出て来るまで/バイクのスタントに命を張る/クレージー映画/
映画に抜擢される/緊張の前説/舞台の犬の落とし物/独立/焼肉と背広/クレージーの黄金期
◆幕間 豪華絢爛の披露宴
《二部 灯》
◆1幕 マネと学び
音楽プロダクションの俳優/はじめてのテレビレギュラー/悪夢のごとき舞台/起死回生/
親父さんにたしなめられ、認められる/ご本人に遭遇する/『シャボン玉』、消える/
伊東四朗さんとのコンビ/『笑って! 笑って? 60分』の小松の親分さん/電線音頭/
「ねえ、おせ?て」/マンザイブームへ/ハチャメチャなコントに真剣に取り組む/
かくし芸の応援/バラエティと喜劇/コメディとキワモノ/実の父のこと/観察眼を褒められる
◆2幕 素と役
『前略おふくろ様』/シリアスとリアル/ひとり芝居/ふたり芝居/仕方話の達人/
演じ手の人間性/「勢い、勢い!」/石部金吉/『スーダラ節』への抵抗感/親父さんの親父さん/
親父さんの歌のうまさ/当たり役と役者/渡辺プロダクションを離れたとき
◆3幕 師と弟子
師の灯/天下の植木等が/「通りかかりましたー」/俳優としての植木等/伝説の『スーダラ伝説』/
無責任男、復活/六方拝/久しぶりの共演/のれん分け/仕事ぶりで教える/素顔/
弔事/お呼びでない?/僕をどう見ていたか/遺作
◆幕引の挨拶 親父の名字で生きてます