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掲載開始日 2026年04月24日

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児童読物作家・山中恒さんを悼む――“今の子どもたちのために”書き続けた94年の歩み

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野 剛)より多数の著作を刊行された児童読物作家・山中恒(やまなか・ひさし)先生が、令和8年3月13日、94歳で逝去されました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。なおご葬儀は近親者のみで執り行われました。


児童読物作家・山中恒先生。世界中で翻訳された著作と共に。(ご遺族提供)


代表作『おれがあいつであいつがおれで』や『あばれはっちゃく』シリーズなど、山中先生の作品は自由な発想とユーモアにあふれ、世代を超えて多くの子どもたちに親しまれてきました。

特に角川つばさ文庫においても数々の作品を刊行し、時代ごとに新しい読者と出会い続けてきました。

その創作の根底にあったのは、常に“今の子どもたち”に向き合う姿勢でした。



2016年、町田市民文学館で開催された「山中恒展」に際し、角川つばさ文庫での新装刊について、山中先生は次のように語っています。



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「40年くらい前に書いた作品が、こうした形で息を吹き返したのはふしぎなことです。

KADOKAWAの編集者が読んで『おもしろいから生かそう』と言ってくれたのがきっかけでしたが、いじらないと今の子にはわからないところも多かったので、今の子どもが喜ぶように作り変えました。

僕の作品はいわゆる『名作』ではないので、そうやって形を変えることに全く抵抗はありません。いつでも、その時の読者のために書いているので。」(山中恒氏談)

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過去の作品にとどまらず、時代に合わせて物語を更新していく――その柔軟で誠実な姿勢こそが、山中作品が長く読み継がれてきた理由のひとつと言えるでしょう。



“子どもたちが喜ぶことを第一に”。

その信念のもとに紡がれた物語は、読む人に笑顔と元気を届け続けてきました。



突然の訃報に接し、編集部一同、深い悲しみに包まれております。

ここに生前のご功績に心より感謝申し上げますとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。



山中恒(やまなか・ひさし)

1931年北海道生まれ。56年に『赤毛のポチ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞し児童読物作家としてデビュー。『とべたら本こ』『ぼくがぼくであること』など著作は200冊を超える。また大林宣彦監督映画に原作を提供したものに、『おれがあいつであいつがおれで』(映画名「転校生」)、『なんだかへんて子』(同「さびしんぼう」)、『はるか、ノスタルジィ』(同名)、『とんでろじいちゃん』(同「あの、夏の日 とんでろ じいちゃん」)がある。2026年3月13日、逝去。享年94。





■角川つばさ文庫、関連書籍

『ぼくがぼくであること』

『おれがあいつであいつがおれで』

『六年四組ズッコケ一家』

『この船、地獄行き』

『あばれはっちゃく ‐ワンぱく編‐』

『あばれはっちゃく ‐ツーかい編‐』

『ママは12歳』

『わたしの家はおばけ屋敷』



●角川つばさ文庫とは

「角川つばさ文庫」は、2009年3月に創刊した子どもたちの「読みたい気持ち」を応援する児童文庫シェアNO.1※レーベルです。

KADOKAWAの持つコンテンツや読者を楽しませるノウハウを子どもたちのために駆使し、青春、冒険、ファンタジー、恋愛、学園、SF、ミステリー、ホラーなど幅広いジャンルの作品を刊行しています。レーベル名には、物語の世界を自分の「つばさ」で自由自在に飛び、自分で未来をきりひらいてほしい。本をひらけば、いつでも、どこへでも……そんな願いが込められています。

主な作品に『四つ子ぐらし』『時間割男子』『ぼくらの七日間戦争』『怪盗レッド』シリーズなど。

※出典:児童文庫レーベルトップシェア。公益社団法人 全国出版協会 出版科学研究所調べ(2026年3月)



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