ミドル・エイジ・ビギンズ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2026年07月02日
判型:
四六判
ページ数:
320
ISBN:
9784041163368

ミドル・エイジ・ビギンズ

  • 著者 東畑 開人
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年07月02日
判型:
四六判
ページ数:
320
ISBN:
9784041163368

もう、青年じゃない。突然はじまる「人生の午後」の物語。

『カウンセリングとは何か』で新書大賞に輝いた臨床心理士・東畑開人が、4人のミドル・エイジ・クライシスを聞くことで、現代中年の心とその危機を明らかにする。
インタビューゲスト:尾崎世界観、角田光代、鷲田清一、千正康裕
―――――
ミドル・エイジは、いつの間にか、心に棲み着いています。
(中略)たとえば、ある日突然、鏡の向こうや写真の中にミドル・エイジが現れる。そこに映る私は、よく知っている私と違って、どこかで見たことのあるくたびれたおじさんである。
たとえば、ある日突然、階段で転んだり、腰をやられたりする。あるいは、休みに入るたびに体調を崩すようになる。若い頃とは違って、体は思うように動かず、無理が利かないミドル・エイジを実感する。
たとえば、ある日突然、自分よりも若い人が、自分が狙っていたポジションに抜擢されていたことを知る。気づけば自分の競争は終わっていて、ミドル・エイジがゴールテープを撤去し、祭りの後片付けをしている。
たとえば、ある日突然、好奇心がなくなり、自己模倣的なアイディアしか思いつかなくなっている自分に気がつく。ミドル・エイジの精神は知らないことに興味をもたなくなり、同じことが繰り返されることで十分満足がいくようになっている。
これらのいくつかは、あなたの身の上にも起きたことかもしれませんし、そのすべてが私のこの三、四年で生じていたことです。ミドル・エイジは日常の片隅にヌルッと姿を現し、私たちを戸惑わせ、驚かせます。そして、ときに小さく傷つけます。
(中略)少しずつ少しずつ、ミドル・エイジの影は濃くなっていき、生活の端々でミドル・エイジを散見する機会が増えていきます。すると、あるとき、濃度が臨界点を超え、看過することができなくなる。私の場合、それは二年前のことでした。――まえがきより
『カウンセリングとは何か』で新書大賞に輝いた臨床心理士・東畑開人が、4人のミドル・エイジ・クライシスを聞くことで、現代中年の心とその危機を明らかにする。
インタビューゲスト:尾崎世界観、角田光代、鷲田清一、千正康裕
―――――
ミドル・エイジは、いつの間にか、心に棲み着いています。
(中略)たとえば、ある日突然、鏡の向こうや写真の中にミドル・エイジが現れる。そこに映る私は、よく知っている私と違って、どこかで見たことのあるくたびれたおじさんである。
たとえば、ある日突然、階段で転んだり、腰をやられたりする。あるいは、休みに入るたびに体調を崩すようになる。若い頃とは違って、体は思うように動かず、無理が利かないミドル・エイジを実感する。
たとえば、ある日突然、自分よりも若い人が、自分が狙っていたポジションに抜擢されていたことを知る。気づけば自分の競争は終わっていて、ミドル・エイジがゴールテープを撤去し、祭りの後片付けをしている。
たとえば、ある日突然、好奇心がなくなり、自己模倣的なアイディアしか思いつかなくなっている自分に気がつく。ミドル・エイジの精神は知らないことに興味をもたなくなり、同じことが繰り返されることで十分満足がいくようになっている。
これらのいくつかは、あなたの身の上にも起きたことかもしれませんし、そのすべてが私のこの三、四年で生じていたことです。ミドル・エイジは日常の片隅にヌルッと姿を現し、私たちを戸惑わせ、驚かせます。そして、ときに小さく傷つけます。
(中略)少しずつ少しずつ、ミドル・エイジの影は濃くなっていき、生活の端々でミドル・エイジを散見する機会が増えていきます。すると、あるとき、濃度が臨界点を超え、看過することができなくなる。私の場合、それは二年前のことでした。――まえがきより

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

まえがき――ミドル・エイジ・ビギンズ
総論 ミドル・エイジの心理学――四つの物語
インタビュー 第一回 尾崎世界観「閉店セールは続く」
インタビュー 第二回 角田光代「竜宮城の働き方改革」
インタビュー 第三回 鷲田清一「ボールを預かり、走り抜ける」
インタビュー 第四回 千正康裕「組織が変わってしまった」
考察――魂の浅瀬
あとがき――ミドル・エイジは「ふふふ」と笑う

▼まえがき全文を公開中!

「ミドル・エイジ・ビギンズ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 人生の折り返し地点で人は何を思うのか。興味深い題材を対談形式で掘り下げていく。対談者によって異なる展開をしていて人生ってほんと人それぞれ。壁に当たった時に見せるアクション、考えが大事なんだと痛感しまし 人生の折り返し地点で人は何を思うのか。興味深い題材を対談形式で掘り下げていく。対談者によって異なる展開をしていて人生ってほんと人それぞれ。壁に当たった時に見せるアクション、考えが大事なんだと痛感しました。 …続きを読む
    ツバサ
    2026年07月07日
    5人がナイス!しています
  • 中年を受け入れることを、「カードは出揃っている。そのカードで続けていく」と表現しているところが魅力的だった。みんな中年を受け入れるには抵抗がある。けれど、そこにある4つの物語に希望を感じた。どのスピー 中年を受け入れることを、「カードは出揃っている。そのカードで続けていく」と表現しているところが魅力的だった。みんな中年を受け入れるには抵抗がある。けれど、そこにある4つの物語に希望を感じた。どのスピーカーの物語も興味深いが、鷲田さんの「あみだくじ」がとても良い表現だと思った。 カッコイイ中年になるには、まず中年を受け入れることが大事だ。尾崎世界観さんは「停滞する物語」を語りながらも、カッコイイ。 これから先の自分の物語。若い時とは違うけれど、「いいじゃん」と思えるように、一生懸命生きよう。 …続きを読む
    ryo
    2026年07月12日
    0人がナイス!しています
  • 中年という言葉、なんでだろう今打ってみても、いいイメージが出てこない。世間で「中年」が使われる文脈には、何か薄くよごれて疲れている感があるからだろうか。偏見だけれど。 青年も少年も爽やかさやまっすぐさ 中年という言葉、なんでだろう今打ってみても、いいイメージが出てこない。世間で「中年」が使われる文脈には、何か薄くよごれて疲れている感があるからだろうか。偏見だけれど。 青年も少年も爽やかさやまっすぐさが感じられ、老年はそれはそれで人生の叡知みたいな感じもあるのに。 そんな中年のモヤモヤを、人はどう過ごしているのか、みんな違うところが、とても面白い。 こうするといいですよ、なんて処方箋はないけれど、なんでモヤっとしちゃうのか、モヤとどうお付き合いしてるのか、それだけでも安心して気持ちが少し晴れる。 …続きを読む
    Lin
    2026年07月12日
    0人がナイス!しています

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