奇妙な家についての注意喚起

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2025年07月02日
判型:
四六判
ページ数:
272
ISBN:
9784041160534

奇妙な家についての注意喚起

  • 著者 夢見里 龍
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2025年07月02日
判型:
四六判
ページ数:
272
ISBN:
9784041160534

■注意■ご家族の様子に異常を感じたら、読書をやめてください。

この本は、作家である私、夢見里龍が収集した「奇妙な構造をした家の体験談」を小説の形に書きおこしたものです。発端は小説投稿サイト上のエッセイでした。「生活をするのに不便はない。欠陥住宅というわけでもない。でも、明らかに奇妙な家なんです」それは〈排水口がすべての部屋にある家〉に住む主婦の投稿でした。以来、私はネットで見つけた奇妙な家群を「ひらく家」と名づけ、親交の深かった読者のヤモリさんと考察を語らうようになりました。ネット上の記述なので、全てはフィクション。そう考えていたんです。でも、ある体験をして気づきました。これらの家は本当に存在すると。私は本書を通じてみなさんに警戒を促します。あなたは今、「ひらく家」に住んでいませんか? この本は、作家である私、夢見里龍が収集した「奇妙な構造をした家の体験談」を小説の形に書きおこしたものです。発端は小説投稿サイト上のエッセイでした。「生活をするのに不便はない。欠陥住宅というわけでもない。でも、明らかに奇妙な家なんです」それは〈排水口がすべての部屋にある家〉に住む主婦の投稿でした。以来、私はネットで見つけた奇妙な家群を「ひらく家」と名づけ、親交の深かった読者のヤモリさんと考察を語らうようになりました。ネット上の記述なので、全てはフィクション。そう考えていたんです。でも、ある体験をして気づきました。これらの家は本当に存在すると。私は本書を通じてみなさんに警戒を促します。あなたは今、「ひらく家」に住んでいませんか?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

もくじ

序章 前書きにかえて
第一の家 カクヨムに投稿された主婦の体験談
第二の家 新婚の夫による個人ブログ
第三の家 雑誌に寄稿された娘の懺悔文
第四の家 某掲示板の過去ログ 少年による記録
第五の家 著者の体験
終章 後書きにかえて

「奇妙な家についての注意喚起」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ジワジワと闇に侵食されていく感覚を味わえる体験型の家ホラー。生活に不便はない、でも明らかに奇妙な家がある…。Webや雑誌に投稿された“奇妙な家”を作者が収集して小説にしたという1冊。一話ごとに注意書きで「本 ジワジワと闇に侵食されていく感覚を味わえる体験型の家ホラー。生活に不便はない、でも明らかに奇妙な家がある…。Webや雑誌に投稿された“奇妙な家”を作者が収集して小説にしたという1冊。一話ごとに注意書きで「本書を読んでいる時に何か起こったらすぐに読むのを止めるように」という注意喚起が入るのが臨場感を煽る。ある主婦の体験談ではなぜか全室に排水口があり夜になると下から奇妙な音がする家の怪異。また天井裏にナニカがいるという掲示板の過去ログ。最後の「あなたの家は大丈夫ですか?」という問いかけがまた恐怖を呼び覚ます。 …続きを読む
    yukaring
    2025年08月30日
    66人がナイス!しています
  • けったいな家についての怪奇談をモキュホラ風に仕立て上げた家族ホラー(あってる?)。まさかこれを真実だと思う人はいないだろうが、そういう意味ではうまく作り込んでる。ただ怖がらせたるでぇ!という気概がムン けったいな家についての怪奇談をモキュホラ風に仕立て上げた家族ホラー(あってる?)。まさかこれを真実だと思う人はいないだろうが、そういう意味ではうまく作り込んでる。ただ怖がらせたるでぇ!という気概がムンムン伝わって来て「う~~ん」と、ちょっと冷静になってしまったり。巻き込み手法は多くの人が怖さを感じる方法だけど、余りにも注意が多いと少しばかり「しつこいな」と言う気にもなりがち。知らんけど。家の怪奇より夫婦や家族の心情の絡まり具合の方が絶妙に厭。 …続きを読む
    のりすけ
    2025年08月15日
    40人がナイス!しています
  • 夢見里龍さんが収集した「奇妙な構造をした家での体験談」を小説の形に書きおこしたもの。なぜかリビングや寝室に排水口がある家。もともとモラハラ系に見える夫。妻は幸せを願うも徐々に壊れていく家庭。リビングの 夢見里龍さんが収集した「奇妙な構造をした家での体験談」を小説の形に書きおこしたもの。なぜかリビングや寝室に排水口がある家。もともとモラハラ系に見える夫。妻は幸せを願うも徐々に壊れていく家庭。リビングのドアの右側と左側にそれぞれノブがついた家。家の中に入口のない空間がある家。二階がないのに行き止まりの階段がある家。どれも、ありえない設計。だが、やがてそれらが一つに結び付き、さらなる怪異が姿を現す…。それは読んでいる方にも広がるのか?…なかなか怖くて良かった。 …続きを読む
    モモ
    2025年09月06日
    34人がナイス!しています

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