みずもかえでも

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年09月28日
判型:
四六判
ページ数:
264
ISBN:
9784041152881

みずもかえでも

  • 著者 関 かおる
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年09月28日
判型:
四六判
ページ数:
264
ISBN:
9784041152881

落語家たちの情熱が、 目標を見失ったカメラマンの心に再び火をともす!

第15回 小説 野性時代 新人賞 受賞作!
落語好きの父に連れられ寄席に通うなか「演芸写真家」という仕事を知った宮本繭生は、真嶋光一に弟子入りを願い出る。「遅刻をしないこと」「演者に許可なく写真を撮らないこと」を条件に許可されるが、ある日、繭生は高まる衝動を抑えきれず、落語家・楓家みず帆の高座中にシャッターを切ってしまう。繭生は約束を破ったことを隠したまま演芸写真家の道を諦める。それから4年、ウェディングフォトスタジオに勤務する繭生のもとに現れたのは、あのみず帆だった……。
第15回 小説 野性時代 新人賞 受賞作!
落語好きの父に連れられ寄席に通うなか「演芸写真家」という仕事を知った宮本繭生は、真嶋光一に弟子入りを願い出る。「遅刻をしないこと」「演者に許可なく写真を撮らないこと」を条件に許可されるが、ある日、繭生は高まる衝動を抑えきれず、落語家・楓家みず帆の高座中にシャッターを切ってしまう。繭生は約束を破ったことを隠したまま演芸写真家の道を諦める。それから4年、ウェディングフォトスタジオに勤務する繭生のもとに現れたのは、あのみず帆だった……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「みずもかえでも」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  •  関かおる。初読み作家さん。デビュー作品。テンポが良くて、勢いがあり読みやすかった。写真と落語の芸術な話。臨場感に溢れていて寄席に行きたくなった。東京辺りに出張ないかなと邪な考えが浮かんだ。芸に対する  関かおる。初読み作家さん。デビュー作品。テンポが良くて、勢いがあり読みやすかった。写真と落語の芸術な話。臨場感に溢れていて寄席に行きたくなった。東京辺りに出張ないかなと邪な考えが浮かんだ。芸に対する真摯な態度が清々しく、読み応えを3割増くらいにしていた。また、味のある作家さんが登場した。オススメです。 …続きを読む
    J D
    2025年06月08日
    83人がナイス!しています
  • 川面を奔る紅葉のように流れて消える生の話芸に精魂を傾ける女性噺家みず帆。その姿を切り取って一葉の写真に収めることに憧れながら無断撮影という過去の過ちを清算できない女性写真家繭生。二度と会えない会いたく 川面を奔る紅葉のように流れて消える生の話芸に精魂を傾ける女性噺家みず帆。その姿を切り取って一葉の写真に収めることに憧れながら無断撮影という過去の過ちを清算できない女性写真家繭生。二度と会えない会いたくない。そんな二人が結婚式の花嫁と撮影担当として再会してしまった。波乱しかない運命の悪戯に案の定式場は緊張と不機嫌の渦に包まれる。名門の生まれながら「女性」という但し書きの重圧にハリネズミ状態のみず帆と写真家として立つことへの覚悟と責任から逃げ腰の繭生が、芸と言う奔流に揉まれて砕けて楓錦の帯になる峻烈な青春譚♪ …続きを読む
    がらくたどん
    2024年11月17日
    66人がナイス!しています
  • 演芸写真家を目指す主人公。ちょっとマニアックなのかなと思ったのですが、とても自然な展開で面白く読みました。師匠と弟子、その関係がとてもよく描かれていると思います。連作でなく、一つの物語にまとめている点 演芸写真家を目指す主人公。ちょっとマニアックなのかなと思ったのですが、とても自然な展開で面白く読みました。師匠と弟子、その関係がとてもよく描かれていると思います。連作でなく、一つの物語にまとめている点もうれしいです。ラストは少しウルッとします。 …続きを読む
    fwhd8325
    2024年12月05日
    58人がナイス!しています

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