キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年05月24日
判型:
文庫判
ページ数:
320
ISBN:
9784041150153
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キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

  • 著者 長月 天音
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年05月24日
判型:
文庫判
ページ数:
320
ISBN:
9784041150153

恋も仕事もうまくいかなくても――私が私と向き合う場所がここにある。

夜から次の日の朝まで開いているビストロ「キッチン常夜灯」。同期の南雲みもざに連れられて、34歳のつぐみは初めて店に足を踏み入れて以来、「今日は常夜灯に行く」ことを、仕事のモチベーションにしている。つぐみは、みもざが店長を務めるチェーン系レストランを経営する株式会社オオイヌ・本社営業部に所属している。「女性活躍」の目標のもと、女性が店長になった代わりに、ベテランの男性社員が本社勤務になった。そんな彼らに気を遣いながら、日々仕事に忙殺されているが、直接お客さんと接するわけではなく、やりがいを見出すことが難しい。結婚を意識する彼氏とも、最近ぎくしゃくしはじめている。仕事で疲弊する分、オフを充実させようとするものの、充実が何なのかが自分でもよく分からず、毎日不満とストレスだけが蓄積されていく。そんなある日、秋のデザートメニュー開発を頼まれてしまい……。 夜から次の日の朝まで開いているビストロ「キッチン常夜灯」。同期の南雲みもざに連れられて、34歳のつぐみは初めて店に足を踏み入れて以来、「今日は常夜灯に行く」ことを、仕事のモチベーションにしている。つぐみは、みもざが店長を務めるチェーン系レストランを経営する株式会社オオイヌ・本社営業部に所属している。「女性活躍」の目標のもと、女性が店長になった代わりに、ベテランの男性社員が本社勤務になった。そんな彼らに気を遣いながら、日々仕事に忙殺されているが、直接お客さんと接するわけではなく、やりがいを見出すことが難しい。結婚を意識する彼氏とも、最近ぎくしゃくしはじめている。仕事で疲弊する分、オフを充実させようとするものの、充実が何なのかが自分でもよく分からず、毎日不満とストレスだけが蓄積されていく。そんなある日、秋のデザートメニュー開発を頼まれてしまい……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

プロローグ
第一話 寂しい夜の肉料理 子羊のロースト
第二話 仲直りのピサラディエール
第三話 真夜中のクロックムッシュ
第四話 秋の夜長の煮込み料理
第五話 特別な夜に 仔牛のブランケット
エピローグ

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「キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 使えない同僚、客からのクレーム、それを見て見ぬふりする上司、連絡をくれない恋人。そんな毎日に疲れ果てていたつぐみだったがある日、同僚の勧めで一緒にキッチン常夜灯へ行くことに。静かで落ち着ける店内、気持 使えない同僚、客からのクレーム、それを見て見ぬふりする上司、連絡をくれない恋人。そんな毎日に疲れ果てていたつぐみだったがある日、同僚の勧めで一緒にキッチン常夜灯へ行くことに。静かで落ち着ける店内、気持ちの良い接客、よく冷えた白ワイン、美味しいフランス料理の数々、そして締めはシェフ特製の具だくさんスープ。「このお店は行き場のない人たちを掬い取ってくれてるみたい。まさに常夜灯なんだよ。」現実でこんな店に巡り合えることはなかなかないだろうけど、読んでいる私も一緒にこの店の常連になった気分になれて、私は大好きだ。 …続きを読む
    Karl Heintz Schneider
    2024年08月14日
    130人がナイス!しています
  • なにしろこの前に読んだのが『ケモノの城』だったので、一刻も早くあの状況を頭から消し去りたいと思って手に取ったのが本作でした。第1弾と主人公は同じだと思ったら違うことに意表を突かれる。なるほど、同じ会社 なにしろこの前に読んだのが『ケモノの城』だったので、一刻も早くあの状況を頭から消し去りたいと思って手に取ったのが本作でした。第1弾と主人公は同じだと思ったら違うことに意表を突かれる。なるほど、同じ会社の他部署の女性が主人公なのですね。前作は現場の店長が主人公、本作は本社勤務の女性の話。美味しそうな料理の描写が並ぶだけで幸せな気分になれるというものです。正直なところ、主人公の恋愛話はまぁ良しとして、キッチン常夜灯での恋愛話は別に要らんと私は思ってしまうのですが、美味しいものを一緒に食べれば恋も生まれるか。 …続きを読む
    Kazuko Ohta
    2025年04月05日
    126人がナイス!しています
  • シリーズ2作目。前作主人公だったみもざの同期つぐみが主人公。現場と本社の温度差の苦悩とか女性活躍の問題点とかお仕事小説としても面白い。ファミレスの裏側も垣間見れて興味深かった。💘何事も問題を解決しながら シリーズ2作目。前作主人公だったみもざの同期つぐみが主人公。現場と本社の温度差の苦悩とか女性活躍の問題点とかお仕事小説としても面白い。ファミレスの裏側も垣間見れて興味深かった。💘何事も問題を解決しながら進んでいくしかないですからね。💘迷うべき時は、しっかり迷って、結論を出します。💘結局はさ、呪いは自分で解くしかない。自分でしか、解けない。 悩めるつぐみに寄り添う「キッチン常夜灯」。読後はお腹も心も満たされた気持ちに。さぁ、私も「自分の場所」でがんばろう。 …続きを読む
    シナモン
    2024年06月07日
    125人がナイス!しています

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