- 著者 悠井 すみれ
- イラスト 武田 ほたる
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年05月15日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784040754116
あやかし遊郭の居候
- 著者 悠井 すみれ
- イラスト 武田 ほたる
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年05月15日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784040754116
逃げ込んだのは、あやかしの遊郭。居候の千早はあやかしと共に悩み、生きる
御一新より時は下った花街で。下働きの千早は突然売られることを知り、行く宛もなく逃げ出した。たどり着いたのは、江戸の御世もかくやと思わせる絢爛な遊郭。戸惑う千早を、綺麗な楼主の朔は迎え入れ、追手はのっぺらぼうが蹴散らす。そこは人の世の外、あやかしの遊郭・月虹楼だった。
あやかしが忘れ去られようという時分、飛び込んできた千早こそ人の世との絆を繋ぐと朔は言う。流されて生きてきた千早だが、恩返しのため月虹楼の手助けをすることに。一方人の世でも、千早を捜し求める者たちがいて……?
あやかしが忘れ去られようという時分、飛び込んできた千早こそ人の世との絆を繋ぐと朔は言う。流されて生きてきた千早だが、恩返しのため月虹楼の手助けをすることに。一方人の世でも、千早を捜し求める者たちがいて……?
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
目次
一章 逃げ込んだのはあやかしの世界
二章 月虹楼の女たち
三章 月虹楼の馴染みたち
四章 隅田川のほとりにて
五章 雪を溶かす温もりは
六章 千早の秘密
七章 人の願い 神の願い
八章 明治吉原 あやかし道中
終章 神代も聞かず
一章 逃げ込んだのはあやかしの世界
二章 月虹楼の女たち
三章 月虹楼の馴染みたち
四章 隅田川のほとりにて
五章 雪を溶かす温もりは
六章 千早の秘密
七章 人の願い 神の願い
八章 明治吉原 あやかし道中
終章 神代も聞かず
「あやかし遊郭の居候」感想・レビュー
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吉原で生まれ育った千早が見世から逃げ出し、匿われた先のあやかしの遊郭で生きる目標を見つける物語。文章がお上手ですぐ話に引き込まれ、遊郭の闇の部分も真摯に描写していて信頼が置ける書き手さんと感じた。ただ …続きを読む2024年06月11日9人がナイス!しています
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読みやすかったのでさらっと読了。あやかし達がいい味出してて面白かったけど、主人公である千早がもうちょっと必要さを感じさせるほどの何かがあればよかったのだけど。いざという時もはっきりしないし。それに朔も …続きを読む2024年12月20日6人がナイス!しています
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禿も花魁もふわふわもふもふ。とてつもなく可愛く、恐ろしいほど美しい。紡ぐことに喜びを感じるお針の二人は蜘蛛と蚕。競い合う御職の二人の花魁は狐と狸。コロコロ走り回る禿たちは白と黒の猫たち。それだけでもと …続きを読む2024年06月03日2人がナイス!しています